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'13/3/21

三菱重広島に航空機部品工場


 三菱重工業広島製作所(広島市西区)は20日、米ボーイングの大型旅客機777、中型旅客機767に使われる胴体パネルのアルミ部品工場を、2014年3月にも江波工場(中区)に新設すると明らかにした。愛知県の工場から生産を移し、広島でパネルを一貫生産できるようにする。

 新興国の経済成長などを背景に、ボーイングは777の年産能力を今の60機から100機に引き上げる。これを受けて三菱重は国内の生産体制を再編。愛知県の工場は最新鋭機の生産に絞り、江波工場に現在の主力機の部品生産を集める。

 新工場の投資額は約80億円。江波工場の既存の工場建屋を改造する。骨組みとなるアルミ部品を加工する設備を入れる。現在は、名古屋航空宇宙システム製作所(愛知県)で加工したアルミ部品を江波工場に移し、後部胴体パネルに組み立てた上で、米国のボーイングに運んでいる。




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