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◆練習試合 静岡0―0桐光学園(20日・桐光学園グラウンド) 巨人が、今秋のドラフト1位候補に挙げる桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手(3年)が20日、川崎市内の同校グラウンドで静岡との練習試合に先発し、8回終了までノーヒットを続け、9回1安打無失点、13奪三振の快投を見せた。22日開幕の第85回記念センバツ高校野球(甲子園)には出場しないが、スカウト4球団の前で最速146キロの熱投。高校野球のシーズンが本格的に到来した。
春の陽気に誘われ、松井がもう満開モードだ。直球、スライダー、カーブが投げる度にさえ渡る。この日の最速は、自己記録にあと1キロに迫る146キロ。ドラフト1位候補左腕は今季“初完封”を「投げていて楽しかった」と笑顔で振り返った。
「あ~」。9回無死から中前にポテンヒット。ノーヒッターは惜しくも崩れたが、関係者やファンが占拠したスタンドは練習試合と思えない熱気に包まれていた。初回、先頭打者に四球を与えたが、そこからがすごい。3者連続三振で乗り切ると、最大4者連続を含め13Kと圧巻の投球だ。
これだけの奪三振ショーなのに、9回で球数が104球は驚異的だといえる。「課題は緩いカーブでカウントを稼ぐこと。今日は投手有利のカウントを作って球数を少なくできました」とうなずいた。夏の甲子園に向けてのテーマは制球とスタミナ。授業の合間におにぎりをパクつき、体重は2キロ増の75キロ。ウエートトレーニングと走り込みの成果で、体のキレを失わなかった。
日本ハム、阪神など4球団のスカウト陣も驚くしかない。相手はセンバツこそ逃したが、昨秋の静岡県王者。阪神・菊池スカウトは「すごい。縦にあれだけ割れるカーブ投げたら打たれないよね…」とため息交じり。野呂雅之監督(51)も「甲子園に行ってもおかしくないチームにあそこまで投げることができた。スピード以上にキレを感じた」と絶賛した。
センバツまであと1日。同じくドラフト1位候補の大阪桐蔭・森友哉捕手(3年)は甲子園3季連続Vを目指すが、左腕には関係ない。この日はチェンジアップを封印し、夏に備えている。「この投球を続けていけば、夏の13試合も投げ抜ける」。13とは、夏の神奈川大会プラス甲子園決勝までの道のり。見据えるのは、8月の頂点だ。
◆今秋の主なドラフト1位候補
▽大瀬良大地(九州共立大・投手)昨年のアジア野球選手権でエースを務めた大学NO1右腕。最速151キロの直球を武器にプロでも即戦力として期待される。
▽白村明弘(慶大・投手)慶応高時代もプロ注目だった最速153キロ右腕。19日のオープン戦、三菱自動車岡崎戦で5回0封と好投するなど、東京六大学リーグ制覇に向け調整は順調。
▽九里亜蓮(くり・あれん、亜大・投手)186センチの長身右腕。ソフトバンクに入団した東浜の後を継ぎ、エースとして東都大学リーグ4季連続Vを目指している。
▽吉田一将(JR東日本・投手)191センチの即戦力候補右腕。今月に行われた社会人野球東京大会では、日本新薬戦に先発し8回4安打2失点、7奪三振と好投。
(2013年3月21日06時05分 スポーツ報知)
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