地下鉄サリンから１８年　霞ケ関駅で犠牲者の冥福祈る

地下鉄サリン事件で多くの被害があった霞ケ関駅で、献花後に手を合わせる遺族の高橋シズヱさん Photo By 代表撮影

　１３人が亡くなり、６０００人以上が重軽症となったオウム真理教による地下鉄サリン事件から１８年の２０日、職員２人が死亡するなど多くの被害が出た東京メトロ霞ケ関駅（東京都千代田区）で慰霊式が開かれた。

　遺族や駅員らが犠牲者の冥福を祈った。同駅助役の夫を事件で亡くした高橋シズヱさん（６６）は献花の後、「若い人たちがオウム真理教の後継団体に入らないよう、私は訴え続けていきたい」と力を込めた。教団による一連の事件では、松本智津夫死刑囚（５８）＝教祖名麻原彰晃＝ら１３人の死刑が確定している。