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脳卒中のリスク分かる計算式開発
3月19日 12時23分

脳卒中のリスク分かる計算式開発
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血圧や喫煙の習慣、それに肥満度など、7つの項目ごとに割りふられた点数を合計するだけで脳卒中のリスクが分かる計算式を、国立がん研究センターなどのグループが開発しました。

国立がん研究センターなどのグループは、全国の男女1万5000人余りの生活習慣と健康診断のデータから、脳卒中の発症に影響する、喫煙の習慣や肥満度、それに糖尿病の有無や血圧など、7つの項目を特定しました。
そして、それぞれの項目を点数化し、40代から60代の人が自分の点数を合計すると、10年間に脳卒中を発症する確率や、血管の老化の度合いを判定できる計算式を開発しました。
脳卒中を発症する確率は、リスクの大きさに合わせて、1%未満から20%以上までの14段階で示されます。
例えば、50歳のたばこを吸う男性で、肥満度を示すBMIが30、血圧の上の値が160で下の値が100、さらに糖尿病がある場合、合計37点となり、脳卒中を発症する確率は12%以上15%未満、血管の年齢は85歳と判定されます。
研究班では、自分のリスクを具体的に知り、脳卒中の予防に生かしてもらいたいとしています。
計算式の開発に当たった藤田保健衛生大学の八谷寛教授は、「血圧や喫煙、肥満度、それに糖尿病の4つを改善すると、どれくらい脳卒中のリスクが小さくなるかも分かる。生活習慣を変えるきっかけにしてほしい」と話しています。

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