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“時の人”内川に偽ツイッター騒動 本人ブログで否定

ツイッター騒動に巻き込まれた内川
ツイッター騒動に巻き込まれた内川
Photo By スポニチ

 ソフトバンク・内川聖一外野手(30)が20日、偽ツイッター騒動に巻き込まれた。WBC準決勝・プエルトリコ戦での走塁ミスに便乗したと思われる悪質ないたずらに、自身のブログで関連性を否定。球団には300件を超える激励のメッセージも届いており、内川は気持ちを切り替え、21日のロッテとのオープン戦(ヤフオクドーム)に出場する。

 WBCの激闘を終え、東京から福岡に帰り着いた前夜。公式ブログのコメント欄に「ツイッターを始めたのか?」との質問が届いた。内川はすぐにブログを更新し、関連性を否定した。

 「コメントでも質問が来てましたが、僕はツイッターはやってません。(偽者は)初めての経験なのでなんて表現すれば良いか分かりませんが、間違いなく僕ではないですし、僕のつぶやきではありませんのでお気をつけください」

 内川は準決勝での敗退後、走塁ミスの責任を背負い込み、涙を流した。「偽者」が現れたのは、その翌日のこと。世の中の話題に便乗したあまりに悪質ないたずらだ。

 偽ツイッターは、「UchikawaSei1」のアカウントを取得。そして「本日より、Twitter始めようと思います。もっとファンとのつながりを感じたかったのが始めた理由です。気ままにボチボチとつぶやいていこうと思います」と初めてツイートした。19日の午後9時すぎには「短い間でしたが、素晴らしいチームでプレーできて本当に幸せです。チームに戻っても常に全力を出し切り“一笑健命”プレーするので応援宜(よろ)しくお願いします」と、内川の座右の銘を使う手の込んだつぶやきを連発。20日午後には球団の公式ツイッターが、警告を発したが、その後も書き込みを続けた。

 思わぬ形で「時の人」となった内川だが、球団には300件を超える激励が届き、J2横浜FCのFWカズら各界から励ましの言葉が発信された。これにはブログで「正直、また泣いてます。皆さんが、こんな気持ちを持ってくれてるのに僕一人が落ち込んでるのは逆に失礼なんじゃないかと思わされてます」と感謝のコメントを述べた。

 この日はヤフオクドームで荷物整理を行った。報道陣の前には姿を見せなかったが、関係者には笑顔を振りまいたという。秋山監督には「次が始まるぞ」と21日からの先発出場を告げられた。流した涙を糧とし、2年ぶりの日本一へ全精力を傾けていく。

 ▽偽ツイッター 無料で簡単にアカウントを登録できるため、後を絶たない。ソフトバンクでは昨年、ファルケンボーグの偽者が出現。「I am a Falkenborg」と人名に「a」をつけるなど文法的にも不自然だった。最近ではAKB48の島崎遥香、人気子役の鈴木福、女優・剛力彩芽ら芸能人の被害が多い。野球界では1月に松坂(インディアンス)が米FOXスポーツのケン・ローゼンタール記者の偽ツイッターで「松坂がレンジャーズと契約」などと報じられた。長友佑都が所属するサッカー・セリエAのインテルでは、偽ツイッターを防止するため、チームの公式サイトで選手が使用しているアカウントを公表している。

[ 2013年3月21日 06:00 ]

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