12年度補正予算:参院で1票差で可決 10年度予算以来

毎日新聞 2013年02月26日 20時17分(最終更新 02月26日 21時38分)

参院本会議で12年度補正予算案に対する記名投票の開票作業を見る(奥右から)安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務・金融相、甘利明経済再生担当相=国会内で2013年2月26日午後4時51分、藤井太郎撮影
参院本会議で12年度補正予算案に対する記名投票の開票作業を見る(奥右から)安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務・金融相、甘利明経済再生担当相=国会内で2013年2月26日午後4時51分、藤井太郎撮影

 政府の緊急経済対策を盛り込んだ12年度補正予算は26日、参院本会議で自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決・成立した。参院で与党は過半数割れしているが野党の足並みが乱れ、賛成117票、反対116票と1票差での可決となった。参院で予算が可決されたのは、東日本大震災の復興予算などを除くと民主党政権が衆参両院で多数を握っていた10年度予算以来、3年ぶり。安倍政権にとって「ねじれ」克服に向けて一歩前進する結果となった。

 補正予算は13兆1054億円で、麻生政権の09年度第1次補正予算に次ぐ過去2番目の大型補正。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の3本柱の一つ「機動的な財政政策」を裏付ける内容で、緊急経済対策の10兆2815億円が柱。老朽化したトンネルや橋の改修など公共事業に重点的に配分したほか、人工多能性幹細胞(iPS細胞)による再生医療研究など成長分野も重視した。

 参院(定数242、欠員6)の自公両党の議席は計102で、議長を除く過半数118議席に16議席足りない。採決では与党に加え、野党から維新のほか国民新、新党改革が賛成。みどりの風も1人を除き賛成した。

 民主党、みんなの党、生活の党、社民党の野党4党は「政府案は公共事業の大盤振る舞いだ」などとして建設国債2兆1000億円を削減する修正動議を提出したが否決された。この4党と共産党は政府案に反対した。【光田宗義】

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