福原(右)も身振り手振り【拡大】
さらに、セットポジションでは球速も落ちた。クイックモーションについては他球団のスコアラーから「速くはない」との声も聞こえる。和田監督も「セットポジションになってから、やや落ちるかな」と課題を与えていた。完全無欠の大エースへ、避けては通れない課題というわけだ。
この日は鳴尾浜の虎風荘で静養。次回登板は24日のオリックス戦(京セラD)の予定だ。デビュー戦となる3月31日のヤクルト戦(神宮)も、日に日に迫っている。残された時間で、きっちりと修正するつもりだ。
以前から「今は『怖いもの知らず』でやらせてもらっている。そのうち何らかの指導をしていただけると思うので、今は思いっきりやりたい」とプロの指導を心待ちにしていた。持ち前の学習能力で、最初の壁も、乗り越える。 (長友 孝輔)
★野球規則八・〇五(一部抜粋)
塁に走者がいるときは、次の場合ボークとなる。(m)投手がセットポジションから投球するにさいして、完全に静止しないで投球した場合。ボークが宣告されたときは、ボールデッドとなり、各走者は、アウトにされるおそれなく、一個の塁が与えられる。
(紙面から)