六回、森田の適時打で生還する阪神・新井貴=レクザム(撮影・中川春佳)【拡大】
(オープン戦、阪神2-4広島、20日、レクザム)背中の張りなどのために2軍で調整していた阪神・新井貴浩内野手(36)が「5番・一塁」で今季オープン戦初出場。六回の第3打席に二塁打を放ち3打数1安打だった。
広島先発の中崎と対戦し、二回の先頭打者で迎えた第1打席は中飛。第2打席は四回無死二、三塁。新井良の適時打で1点を返した追い上げムードの中で打席に入ったが、三飛に倒れた。
しかし、六回二死の第3打席で三塁・堂林のグラブを弾き左翼線へ転がる痛烈な二塁打で出塁すると森田の中前打で激走。本塁へ闘志あふれるスライディングで生還し1点差まで追い上げた。
前日に「1日を大切にして、しっかりと上げていきたい」と語っていた新井貴。開幕まで残り試合が少ない中、まず1本が出たことで今シーズンのスタートがようやく切れた。4番に入った弟の新井良は、四回に適時打を放つなど4打数2安打1打点。打率を・340に上げた。
試合は先発の白仁田が一回に3連打を浴びるなど3失点。その後は八回まで安藤、二神らリリーフ陣が無失点に抑えたが、九回に6番手・鶴が1点を失いダメを押された。打線も2得点に終わり4連敗となった。