借金返済免れようと殺害か 男を再逮捕

3月16日 19時57分

ことし１月、神奈川県小田原市の住宅で男性が殺害されているのが見つかった事件で、男性の通帳を使って現金を引き出そうとしたとして詐欺未遂の罪で起訴されていた男が、借金の返済を免れるため男性を殺害し、通帳を奪った疑いが強まったとして、強盗殺人の疑いで再逮捕されました。

再逮捕されたのは住所不定、無職の松原守美容疑者（４０）です。
ことし１月、小田原市飯泉の住宅で、この家に住む大工の原田米三さん（当時６６）が頭を殴られるなどして殺害されているのが見つかりました。
原田さんの知り合いの松原容疑者は、原田さんの通帳を使って現金を引き出そうとしたとして、詐欺未遂の罪で逮捕、起訴されていました。
警察のその後の捜査で、松原容疑者は「原田さんを鈍器で殴って殺害し、神奈川県平塚市内の川沿いの土手に捨てた」と供述し、土手からは供述どおりハンマーのようなものが見つかったということです。
松原容疑者は「原田さんから３０万円ほど借金していて、返済を求められて困っていた」と供述し、警察は借金の返済を免れるために原田さんを殺害したうえ、通帳を奪った疑いが強まったとして、１６日、強盗殺人の疑いで再逮捕しました。
松原容疑者は容疑を認めているということで、警察は詳しいいきさつを調べています。