日本でトレーニング系の話題の隆盛があったのかどうかはよく知らないが、せいぜいブルワーカーのリリースが騒がれたのが50年前ぐらいだろうか。いや別に騒がれていないか?フィットネス産業のトレーニー動向が、今どうなってるかって?
大方の予想より凄惨ですよ。
それが分かる方法がある。筋トレマニアに問う8つの質問によってだ。筋トレマニアの平均レベルを知りたくって、いろんなトレーニーさん向けに以下のような8つの質問をしてみたいと思ってるけど、やったことはない。 対象者としては、トレーニング経験3から4年の現役バリバリのはずのトレーニーだ。
その8つの質問というのはこんな問題だ。
トレーニーにレベルを問う8の質問
- 関節に痛みがある際、グルコサミン・コンドロイチンを摂取するメリットはありますか。(筆記回答)
- 下垂体からPostされた成長ホルモンに反応する受容体を増加させるのに良いとされるトレーニングの方法はなんですか?(筆記回答)
- デッドリフトで体重の2倍を上げられることを端的に説明してください。(実技回答)
- 筋量増加に重要だと思うサプリメントはどれですか?(選択解答 複数可)
- クレアチン
- プロテイン
- ベータアラニン
- ベタイン
- 筋トレをしているのに、思ったより脂肪が減ってくれません。トレーニング量は足りているようです。原因として何が考えられますか?(筆記回答)
- 筋肉痛がある時にトレーニングをするのはNGですか?そうであればその理由を説明して下さい。(筆記回答)
- 靱帯や間接を損傷した時に診察に用いてもらうべきマシンは何ですか?(筆記回答)
- 運動後も数時間脂肪燃焼が続くとされる無酸素運動のトレーニングメソッドは何ですか。(筆記回答)
過去に実施した平均点
この8問について、僕が出会ったトレーニーに解答してもらった平均正解数は、なんと8点満点中8.5点である。(何人かがデッドリフトで体重の2倍以上を持ち上げたため)
内訳的な話
そもそも知らないだろうから満点は無理でも、ゴール○ジムを検討しようと思ってるトレーニーさんだったら、とりあえず興味持ってくれただけでも点数をあげたい。筆記回答については相当甘くつけるからなおさらだ。たとえば、6問目の「筋肉痛時のトレーニング」なら、ヘビーデューティー法やネガティブ法を行い痛んだ場所と同一箇所をトレーニングしようとしているのかもしれないので「わからない」ならニジュウマルだが、「高強度における休養の強制」でも「別な箇所をやるべきだ」でもマルで、それらに類する説明ならそもそも筋肉痛がよく分かっていないので、なんでも正解にしてる。
脂肪が減ってくれない問題は、本人が太ってなければまぁいいだろう。(暴食をしても太りづらい人は運がいい人なのだろうか、危険に気づかず悪い人なのだろうか) 用いてもらうべきマシンがわからなくても、名医にかかるかどうかが重要なのでどうでもいい。「よくわからないけどプロテインは大事」「クレアチンは必須」そんな状況である。
何年たっても変わらない体型の人もいるし、1年目で明らかに変化を見て取れる人も居る。
これぞ現在の筋トレ業界の実態
でも僕は、ここ17年筋トレをしていた経験から納得がいく。要はサプリが売れて、ジムが潤えばいいのだから。
良いサプリやジムに行くだけで、痛みやケガなしに結果を出した、と言う人に、結局僕は出会ったためしがない。
考えるよりさっさと動けという現実ではないか。
淘汰しかない業界
真面目に統計を取ったわけではないが、この業界は淘汰しか存在しない。真面目に効果・成分が進化した器具・サプリは言うに及ばず、似たような器具・成分で効果が下がったとしても、新しいプロモーションを思いつけばそれで売れる。もし、こういったものにお金をつかわないように高齢者がなったのなら、どれだけ良いことだろう。
結果として、うまい話はまだない、とちょっと頑張るのではないだろうか。
しかし現実は、もっと凄惨な生活習慣問題・高齢化問題を経て時代が進んでいくようだ。
※ネタです。そのうち消えます。