阿部主将は無念　「本当に残念だった」

　主将として３連覇を目指した阿部は「本当に残念だったというか、悔しい思いがあった大会でした」と素直な思いを吐き出した。追う展開となった準決勝では３度の得点機で凡退。４番の役割を果たせずに敗退が決まっただけに、無念の思いが募った。

　ただ、開幕前から右膝の違和感を訴えるなど満身創痍（そうい）の中でチームをけん引し、ベスト４に導いた。山本監督も「阿部を中心にチームが一つになってくれた」と語るなど、期待されたリーダーシップは発揮できたようだ。

　「これっていうのはないですが、すべての試合がすごく印象に残っていて、自分の中でも充実していた」と阿部。２３日の楽天戦（東京ドーム）から本格的にチームに合流するが、そのキャプテンシーは連覇に向かうペナントレースでも存分に発揮されるはずだ。　（臼杵秀之）