【カリフォルニア州サンフランシスコ発】果たして「次」はあるのか――。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開催の是非をめぐって米国内で論争が巻き起こっている。今大会は2次ラウンドで米国代表が敗退したことから、同国内におけるファンの関心度は大幅にダウン。もともと米国ではWBCへの興味がほとんど持たれていない背景もあるだけに、多くの有識者やメジャー関係者の間から「今大会限りでWBCの開催を終了すべきだ」との声が急速に高まっている。
発端は「3大会連続の屈辱」だった。2次ラウンド2組の敗者復活2回戦で米国はプエルトリコに敗戦。決勝トーナメント進出を逃し、またしても世界一の座に手が届かなかった。試合後に米国のジョー・トーリ監督は「敗北を受け入れたくないが、全力を尽くした。相手が良かった」と素直に敗戦の弁を述べたが、その後に発したコメントは米国側のWBCに対する本音を象徴するような発言だった。
「WBCはあくまでもキャンプ期間中の大会だ。ここで無理をさせることはできない。メジャーリーグのレギュラーシーズンを前に選手たちの疲労が蓄積したり、負傷してしまったりしたら大変なことになる」
今大会では開催直前まで「米国代表は国の威信をかけてMLBも全面協力の下、WBC初優勝を本気で狙っている」などと言われていたものの、いざフタを開けてみれば指揮官はメジャー各球団の顔色をうかがいながらの選手起用を強いられ、重要な場面での思い切った采配がほとんどできなかった。
こうした流れを受け、まず口火を切ったのが米国のスポーツ専門局「ESPN」だ。15日深夜に放送された「BASEBALL TONIGHT」の番組内で同局専属アナリストのカート・シリング氏が「あのトーリですら今大会で多くの障害に悩まされ、監督業務を全うできなかった。誰がWBCで(米国代表の)監督をやっても、今後同じ問題が繰り返されるだろう。こうなると米国はWBCで永久に勝てない。そう考えれば、メジャーリーグとWBCの共存はやはり難しいのではないか。4年後の第4回大会の開催について、さまざまな面で議論を重ねるべきだろう。ただ個人的にはWBCの今後の開催は厳しい状況になりつつあると思う」と衝撃発言。
かつてレッドソックスやダイヤモンドバックスなどでエースとして活躍した同氏のコメントは説得力があるだけに大きな波紋を呼んでいる。これに触発されるようにして米国のスポーツ専門局「FOXスポーツ」でも同局専属解説者のマット・ステアーズ氏(元中日、ナショナルズ)が16日に放送された番組内で「WBCは大会の開催自体が限界に達しつつある。レギュラーシーズンの開幕直前ではなく別の時期に開催しなければ、代表に選ばれた選手たちはケガが怖くて本気のプレーができない。これではリアル・ワールド・チャンピオンの座を決めることなど到底できないだろう」と辛口コメント。他の米メディアでも「WBCの開催は再考すべき」との論調が目立ち始めている。過去2大会でも同様の声が上がった。
「もともとメジャーリーグ各球団の上層部ではWBC開催に否定的な声が強かった。今大会でも米国が優勝を逃したことで、WBC反対派の勢力が発言権を強めるのは必至だろう。第4回大会開催は中止…。そして今回の第3回大会を最後にWBCが終了となる可能性はあると思う」(メジャー関係者)
果たしてどうなるか。
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