どうしんウェブ 北海道新聞

  • PR

  • PR

道内

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

TPP道試算 ビート、バター全滅 前回より影響額減、損失なお甚大

(03/20 09:39)

 道が公表した環太平洋連携協定(TPP)の影響試算では、輸出入の対象国をTPPに参加している11カ国に限定した結果、前回の2010年の道試算に比べ生産減少額は1割縮小した。ただ、道農業の主要産品であるビートとでんぷん原料用ジャガイモが全滅するなど、各品目の影響は前回と変わらず、こうむる損失は甚大だ。

 道によると、今回は政府が公表した試算に準じ、農業では10年の道試算とは別の計算方法を使った。生産減少額の4762億円は、政府が公表した日本全体の農産物の減少額(2兆7千億円)の内数に相当する、という。

 今回の道試算は「関税率10%以上かつ道内生産額10億円以上」を目安に12品目を対象にした。10年の道試算は対象が7品目(コメ、小麦、ビート、でんぷん原料用ジャガイモ、乳製品、牛肉、豚肉)にとどまったが、小豆、インゲン、鶏肉、鶏卵、軽種馬の5品目を加えた。<北海道新聞3月20日朝刊掲載>

【関連記事】

道内記事一覧

20日

19日

18日

このページの先頭へ