4-2 コネクタ

 コネクタ設置数は、INS64が最大30個、 
 INS1500は1個です。

接続できる通信機器とコネクタ数

 通信機機数コネクタ数
INS64 バス配線(P-MP)8台まで30個まで
P−P配線1台1個
INS1500P−P配線1台1個

コネクタ

 コネクタには終端抵抗付きのものと、抵抗なしの2タイプがあります。 INSネット64の配線形態において、 DSUからみて最後に位置するコネクタは、必ず終端抵抗付きコネクタを設置します。
 また、同じ場所に2つの通信機器を設置する時に便利な2ケ口コネクタもあります。

[NTT製品の場合]

項番品 名カナ品名用途・適用価 格
8心側面1ケ口
ジャック式ローゼット
NMJ-8  1,000
8心R付側面1ケ口
ジャック式ローゼット
NMJ-8R抵抗100オーム付き 1,000
8心埋込み1ケ口
ジャック式ローゼット
NMJ-8W  1,000
8心R付側面1ケ口
ジャック式ローゼット
NMJ-8WR抵抗100オーム付き 1,000
8心側面2ケ口
ジャック式ローゼット
NMJ-82R抵抗100オーム付き 1,950
8心側面2ケ口
ジャック式ローゼット
NMJ-82WR抵抗100オーム付き 1,950
※INSネット1500用としては、1項、3項のみ。

[NMJ-8] [NMJ-82R]

コネクタ端子の配置

 バス配線の芯線数は4芯ですが、コネクタは上図のように8ピンとなっています。これは、ITU-Tの勧告をもとにしたユーザ・網インタフェースの条件で、コネクタ等の電気物理条件が規程されており、その中でコネクタは8ピンとなっているためです。
 INSネットで実際に使用するのは、今のところ8ピンのうち4ピンとなっています。

端子番号コネクタ
表示
機 能極性
(+−)
DSUの
端子名
使用
端子
端 末DSU
1(a)L8給電部3  未使用
2(b)L7給電部3  未使用
3(c)TA
L4
送信受信TA使用
4(f)RA
L2
受信送信RA使用
5(e)RB
L1
受信送信RB使用
6(d)TB
L3
送信受信TB使用
7(g)L6受電部2給電部2 未使用
8(h)L5受電部2給電部2 未使用

バス配線時のケーブル芯線の色

 NTTで使用しているバス配線の色は、青・白・黄・茶の色の付いたもので、青・白が1つのペア、黄・茶がもう1つのペアとなっています。このペア同士は芯線が撚ってあり、接続は下図のようになります。
 RA:青、RB:白、TA:黄、TB:茶