ちょっと前に、ヨーコ・カワシマ・ワトキンス氏(73)が著した、「竹の森遠く」と、その本を巡って韓国人社会で生じた一連の騒動についてこのブログで紹介した。
「竹の森遠く」は、敗戦後の朝鮮半島で日本に引き上げようとする日本人達が、現地の朝鮮人によって、殺人・強姦・陵辱の被害を受けるドキュメントタッチの小説(韓国題「ヨーコ物語」)で、この物語がアメリカの推薦図書になっているので、在米韓国人社会と韓国本国で(小説も作者も)一大排斥運動が生じているのだ。
前に書いたブログで僕は、この「竹の森遠く」について、韓国「中央日報」の一記者による、ナショナリズムを越えた、ヒューマニティー溢れる記事を紹介した。
然し、彼の国の民族性から考えてやっぱしと謂うか、あるいは恨の国特有のルサンチマン意識から考えて当然と謂うべきか、作者のヨーコ・カワシマ・ワトキンス氏は、一連の騒動の後、在米国韓国人団体から助っ人を依頼された、731部隊研究の世界的権威(と自称する)ダニエル・バレンブラットなる人物から、執拗な吊るし上げを受けた模様である。
ネイティブアメリカンを絶滅寸前まで追い込み、原爆で広島・長崎の一般市民までジェナサイドし、石油欲しさにイラクで好き放題を演じているアメリカ人が、正義派ヅラしてヨーコ氏に父親と731部隊の関係を迫るとは笑止千万だ。
大体、自分が奉じる正義に酔った人間が繰り広げる行動ほど、始末に終えないものはない。
この、「南京」と日本語でペイントされたTシャツを着るのが大好きなダニエル氏とやらは、阪神大震災の時、自分の愛に陶酔しながら被災者達に君臨していたボランティアども(コイツらにはホンマ、煮え湯を飲まされた)や、ついこの間まで「拉致なんか存在しない」と、声高に宣言していた社民党の議員たちと、多分、同じ目つきをしているのだろうと思う。
韓国各紙のプレス発表から伺い知れることは、ダニエル氏ならびに在米韓国人社会が導き出したい結論は、「竹の森深く」を著したヨーコ・カワシマ・ワトキンス氏の父親が、何がなんでも731部隊に関わった人間でないと困るようなのだ。
日本のマスコミでは、こうした一連の動きは一切報じられてはいない。
だが、自分達は常に被害者であったとPRすることにかけて、天賦の才を有する韓国人が、僅か30数年前のベトナム戦争で、如何なる大虐殺と婦女子への強姦・暴行を繰り返してきたか、全世界はその事実を知るべきだと僕は思う。(韓国人によるベトナム人大量虐殺や、現地女性を慰安婦にした売春宿経営については、僕自身が現地で取材したものがあるので、後日、稿を改めて書く予定)
さて、「南京大虐殺」なる映画が、全世界でそろそろ公開される模様だが、今年に入ってから中国人ブロガーの間で、あの大虐殺が、もし事実であるならば、その当事者は日本軍そのものではなく、「二鬼子」がもたらしたものではないか?との観測が出現している。
中国人のみならず、第二次世界大戦で旧大日本帝国に植民地支配されたアジアの人々が、恨みをこめて呼ぶ「二鬼子」とは何か?
興味を持たれた方は、ヤフーやグーグルで検索して戴くと、敗戦国である日本の教科書には、記載することが許されなかった東アジア史が、浮上してくるかと存じます。
時間がある方は、ぜひ、「二鬼子」について、検索してみてください。
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