選挙応援:運動員派遣、「石原宏議員から打診」 遊技機会社が釈明

毎日新聞 2013年03月15日 大阪朝刊

 昨年12月の衆院選で、自民党の石原宏高衆院議員(48)=東京3区=が大手遊技機メーカー「ユニバーサルエンターテインメント」(UE社)から社員の派遣を受けていた問題で、UE社は14日、「石原議員から選挙応援で『いい人を紹介してくれないか』と役員に打診があり、社員が有給休暇を取得して手伝った」と釈明した。

 石原氏は「先方から『休職扱いで手伝わせましょうか』と話があった」としていた。

 UE社によると、石原氏は11月16日の衆院解散前に、以前から知り合いだった役員に応援を依頼。複数の社員に打診したところ、3人の社員が手を挙げた。

 11月中旬ごろから衆院選の投開票のあった12月16日まで有給休暇を取り、選挙を手伝ったという。

 UE社は「具体的活動は休暇中のことなので把握していない。宿泊代や交通費も会社は負担していない」と説明。一部報道で3人が石原氏と当選祝いで会食した点については「プライベートなことなのでコメントする立場にない」としている。【和田浩幸】

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