元オウム教団幹部 野田成人のブログ

原則1日コメント3個迄 これまでの賠償額550万円 

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革命か戦争一神教終焉表紙

 3月20日で、オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件より18年となります。改めて被害者・遺族の皆様、国民の皆様にお詫び申しあげます。この点については、微力ながら被害者賠償を継続していく所存であります(※)。また教団幹部として、事件直後から事実を知る立場であったに関わらず、出家・在家信者らに真実を知らせずにいたことも、併せてお詫び申しあげます。

 一連の凶悪事件での逮捕・起訴は無かったとは言え、教団省庁の大臣クラスであった小生が日陰者として人目を避けて暮らすのではなく、被害者・遺族の皆様他の不興を買うことを承知でネット上で主張を述べるのは、あの事件を起こした教団の反省・総括からであります。小生からすれば、お金に隷属している現代人は、麻原に隷属している現役オウム(アレフ)信者らと何ら変わらない洗脳下にあるとしか思えません。これについては、拙著「革命か戦争か」「一神教支配の終焉」にまとめてあります。

 繰り返しになりますが、ここで簡単に要約しますと、オウムにしろ現代社会にしろ、極端な善悪を規定する一神教的思考下にあるということです。オウムにおける神は麻原、現代資本主義における神はお金。現代社会が一神教的である理由を探っていくと、近代合理主義の精神、それを生み出す背景となったキリスト教にたどり着きます。近代合理主義による科学技術の発展、市民革命を経て生まれた民主主義、それらを背景に発展した資本主義は、人類の財産とも言われますが、同時に様々な問題をも生み出しています。

 民主主義にしろ資本主義にしろ、それが最初創造されていく段階では、人類に素晴らしい未来をもたらす希望に満ちたシステムと映ったでしょう。しかしどのような制度・どのようなシステムにしろ、一旦形が出来上がってしまうと、そのシステム内に澱みや根本的矛盾を生じさせてしまい、むしろ害悪の方が大きくなっていくものです。例えばそれは、資本主義が一部の既得権益者のみを潤しつづけるような格差問題であったり、対立する利害関係で民主主義が右にも左にも動かないというようなことです。

 誰の目にもほぼ明らかである大きな問題を抱えつつも、民主主義と資本主義の制度を続けていくのは、一般的にはこれ以上の制度が考えられないからでしょう。大変不遜ながら、小生からすれば、それは一神教を背景とした近代合理主義の洗脳下にあると言わざるを得ません。拘置所で弄便行為を行う麻原死刑囚を未だ唯一の絶対者として信奉するオウム信者と余り変わりないように思われます。小生の主張は、一神教の影響を受けたこれらの価値観含めて、人類の価値観は周期的に入れ替わるというものであり、現在はその12800年周期の節目にあると考えています。この転換期に当たって、現在の社会システムが根底から破壊されるような混乱は避けられないと考えています。

 ではこのシステムを破壊する混乱とは何でしょうか?それは現代人を支配しているお金自体がその効力を失う(ような)事態ではないか、と考えます。

 現在アベノミクスにより、円安・株高・債券高となっております。輸出企業を中心に景気回復の兆しが見えてきた状況です。「2%物価上昇目標」に応えるかのように、賃上げする企業も出てきました。しかしこの恩恵を受けられるのは、ごく一部の企業・ごく一部の正社員にとどまるでしょう。過半数の日本人は、円安による輸入品(ガソリン・小麦他)価格の上昇により追い詰められるでしょう。マスコミはその状況を正確には報道せず、「景気回復」などとかき立てるでしょう。

 日銀による国債買取も含めた金融緩和策・その期待により、しばらく景気は緩やかに回復する可能性があります。それでも10年はもたないでしょう。しかし裏を返せば、数ヶ月~数年はこの状況が続く可能性もあります。「史上最長の景気拡大」と言われたリーマンショック直前までの好景気がありましたが、それより更に緩やかな景気回復はあり得るでしょう。緩やかな景気回復が全世界で一定期間にわたり起こりうる、と考えます。

 その背景は、増発した国債を中央銀行が買い取ることによる紙幣バラマキです。米FRB、欧州中央銀行(ECB)も足並みを揃えています。先進国が歩調を合わせた国債バブル・通貨バブルを作り出す可能性があります。「お金に洗脳された」現代人は、紙切れに過ぎないお金が巷に溢れることにより「景気がよい」と感じることでしょう。それはあたかも凶悪な無差別大量殺人事件を引き起こした挙げ句、拘置所で弄便行為を繰り返す麻原死刑囚を、絶対的救済者と崇めたてながら信者を増やしつつあるオウム信者のようなものです。

 経済とは、本来「経世済民」つまり世の人々を救うこと。資本主義とは、本来借りたお金はキチンと返すという人間同士の信頼により成り立っています。現実には今の資本主義は、お金のために人を裏切り蹴落とすという本末転倒の状況です。「全ての魂を救済する」と言いつつ、無差別大量殺人を起こした麻原オウムと似ています。返せない借金を全て国家に押しつけて利益を享受するのは、「利益は俺のもの、借金は他人のもの」というエゴです。

 国債バブル・通貨バブルは、最後のバブルです。それが弾けたとき、増大したむき出しのエゴによって人々は混乱するでしょう。それが戦争を引き起こしかねない、という懸念です。

「なぜオウムは重大な結果を招くことになったのか、オウムとは何だったのか、なぜオウムが登場したのか?」

 結局これは一神教的思考による暴走の結末を示唆するものだということです。この点を語らずして、オウム事件の反省謝罪総括など有り得ないと考えています。勿論小生のこの現代社会に対する警鐘は、このまま資本主義体制が何事もなく平穏無事に100年以上続くのであれば、単にキチガイの戯言だったということになります。しかし現在の資本主義が永遠に続くと考える方がおかしいでしょう。あなたは1億年後も同じ社会の姿を想像するでしょうか?

※3/1に32万円をオウム真理教犯罪被害者支援機構口座宛に送金し、累計賠償額550万円となりました。

コメント


3月20日

と聞きまして、思わず、『春分の日』ではないか?
と思ってしまいました。
まあ、その通りなんですが、「地下鉄でテロがあった日」でもあります。
そのとき、
元信者でありながら、被害者の方に申し訳けないと思った次第です。
わたしの心の中でも風化が進んでいますな。
嗚呼。

昔、勤めていた会社の女の子に、
「あの電車に乗っていたら死ぬところだったのよ」
と言われて、返す言葉がなかったですね。
もちろん、彼女はわたしが元信者だということは知りませんでしたけど。
わたしの属していた団体の上層部が「馬鹿なことをやった」セイで。

東大出ても馬鹿は馬鹿

現在アベノミクスにより、円安・株高・債券高となっております。輸出企業を中心に景気回復の兆しが見えてきた状況です。「2%物価上昇目標」に応えるかのように、賃上げする企業も出てきました。しかしこの恩恵を受けられるのは、ごく一部の企業・ごく一部の正社員にとどまるでしょう。過半数の日本人は、円安による輸入品(ガソリン・小麦他)価格の上昇により追い詰められるでしょう。マスコミはその状況を正確には報道せず、「景気回復」などとかき立てるでしょう。


誰かさんがやれ「円高で大変だ!」「株が・・・」ってしきりに騒いでたの恥ずかしいとおもわないの??

現在まともな会社は自社株の上場を喜んでする企業は自分自身が株という名の賭博で成り立つ会社のみ。

後はすでに大量の株主を持ってしまって「一抜けた」が出来ない大企業のみ
当然株が上がれば「助かった!」だけど仕事量が増えた訳じゃない。

大体歴史的に見たって「人権、人権」って騒ぐけど、人権や平等のあった社会など存在しません。

程度やバランスの問題で現在は権力者が強すぎてしまい抵抗が弱まってるだけ

以上


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