覆面を脱ぎ議会に出席するスカルリーパー・エイジさん=19日午前9時57分、大分市議会
大分市議会の議場などで覆面着用を許可するよう求めていた覆面レスラーで新人のスカルリーパー・エイジさん(新政クラブ)が19日午前の定例市議会本会議で、議場に初めて覆面を脱いで出席した。前日には議員全員による採決があり、覆面着用の申し入れが採決で否決された。エイジさんは法的措置をとる可能性を示していたが、「法廷審理が長引けば議員活動ができなくなってしまう」と方針を変えた。
ただ、議場と委員会の入室時以外は覆面姿を貫く意向。
午前10時の開会前、報道陣の取材に応じたエイジさんは、覆面を禁じられた18日の採決結果について「悔しいし、覆面姿で当選した自分の主張はおかしくない」との考えをあらためて主張した。
「支援者からは覆面着用を支持する声が多かったが、『覆面を脱いで議員として頑張っていけばいい』との意見もあり、最終的に議会の決定を受け入れた」という。
開会直前、議場の出入り口で覆面を脱いで議場に入場した。周囲の議員からは「おお」と軽いどよめきが起きた。
議場での覆面着用をめぐっては、市議会の会議規則で尊重すべきとされた「議会の品位」が議論となった。エイジさんは「議会側にどれだけ品位があるのか、じっくり見させてもらいたい」と話した。
市議会は26日に議会運営委員会を開き、議会だよりや市議会のホームページでの写真掲載などを認めるか協議する。
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