江ノ島〆子の真実

平穏な2chの生き物苦手版に突如として現れたお騒がせ人物、通称江ノ島〆子(自称:オフ主)の過去の言動を追って、江ノ島〆子事件の真実に迫りたいと思います。


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最初に申しあげておきますが、わたしは精神医学や心理学の専門家ではありません。大学で関連科目として表面的に学んだことと、自分自身が精神疾患で治療を受けていることから、一般の方よりも「少し詳しい程度」の知識があるだけです。


江ノ島〆子さんの行動を追ってきて、彼女の行動の背景には何らかの精神疾患があるのではないかという考えに至りました。いくつか、該当する疾患名が挙げられますが、ひとつは「演技性人格障害」でしょう。


アメリカ精神医学会が作成した『精神疾患の統計・診断マニュアル』(DSM-4)による演技性人格障害の診断基準は以下の通りです。


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過度に情緒的で、度を越して人の注意を引こうとする行動の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち5つ(またはそれ以上)で診断される。


1. 自分が注目の的になっていない状況では楽しくない。

2. 他者との交流は、しばしば不適切なほどに性的に誘惑的な、または、挑発的な行動によって特徴づけられる。

3. 浅薄ですばやく変化する感情表出を示す。

4. 自分への関心を引くために絶えず身体的外見を用いる。

5. 過度に印象的だが内容のない話し方をする。

6. 自己演技化、芝居がかった態度、誇張した感情表現を示す。

7. 被暗示的、つまり他人または環境の影響を受けやすい。

8. 対人関係を実際以上に親密なものとみなす。



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〆子さんの場合、1~6が該当しているように思われます。



〆子さんは江ノ島猫虐待予告以前に、福岡猫虐待事件(通称:こげんた事件)の犯人であるMJ氏になりすましたスレッドを2chで立てています。〆子さんご本人はMJ氏を晒しあげるのが目的だと主張していますが、なりすましによって、自分に注目を向けることが目的であったように、わたしには感じられました。


上記の診断基準について、ひとつひとつ検証してみましょう。



1. 自分が注目の的になっていない状況では楽しくない。

MJスレッドを立て、なりすましであることが明らかになり、注目が薄くなると、次は、猫虐待予告のスレッドを立てています。ここでも次第に批判を浴び、ストレス発散の場でなくなると、次はブログ、ニコニコ生動画、Twitterに場所を移し、相手を変えて、注目を浴びようとしている行動が、この診断基準に該当するのではないかと思われます。



2. 他者との交流は、しばしば不適切なほどに性的に誘惑的な、または、挑発的な行動によって特徴づけられる。

虐待体験を語る代わりに性交渉に応じるという〆子さんの行動がこれに該当するでしょう。また、虐待予告など、実社会に影響を与える行動を平然と実行できるのも、これに該当するかと思われます。挑発的行動については、実際に〆子さんに接したことがある方たちは、彼女が過度に挑発的な人物という印象を受けたことと思います。



3. 浅薄ですばやく変化する感情表出を示す。

ちょっとしたことに対しても、過敏に反応するという印象は、接した方のほとんどが抱かれたと思われます。



4. 自分への関心を引くために絶えず身体的外見を用いる。

自分の顔写真、裸体の写真、家族の写真、パスポートや身分証明書の提示、その他個人情報の過度な露出がこれに当たります。



5. 過度に印象的だが内容のない話し方をする。

最近では虐待者に対する過度な厳罰化の主張など、非常にインパクトのある主張を繰り返しておられますが、実際に対話してみると、要領を得ず、接した方のほとんどが、内容がないという印象を抱かれたと思われます。「あなたの話は内容がない」という指摘は、しばしば見かけられます。



6. 自己演技化、芝居がかった態度、誇張した感情表現を示す。

虐待予告やMJ氏のなりすましが「自己演技化・芝居がかった態度」に当たります。全てを上げることができませんが、最近では「ミーガン法」の導入などが「誇張した感情表現」に当たるでしょう。


有名人や権力者と知り合いだということを他人に印象付ける「ネーム・ドロッピング」という行為も、演技性人格障害の特徴だといわれています。弁護士、警察、実際に会った人物、他の愛護家など、〆子さんはやたらと他人によって自分の発言を権威づけようとしますが、これも「ネームドロッピング」といえるでしょう。




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パーソナリティ障害の権威セオドア・ミロン(Theodore Millon, 1928~)の仮説によると、演技性人格障害には6つのタイプがあるといわれています。


 芝居がかったタイプ

 幼児的なタイプ

 陽気なタイプ

 宥和的なタイプ

 凶暴なタイプ

 不誠実なタイプ


〆子さんは、このうち、おそらく「幼児的なタイプ」に分類されるでしょう。このタイプの特徴は、『退行的な依存性(しがみつき)』『対人関係の不安定性(他者の理想化とこきおろしの両価性)』の特徴を示す演技性人格障害であり、幼稚な感情表現と要求行動によって他人をコントロールしようとする点です。〆子さんは自分と価値観が合わない人物に対しては、徹底的にこきおろし、自分の利益になると思われる人物に対しては、異常なまでにコンタクトを要求し、自分の発言の信憑性を裏付けるのに利用しようとします。また、幼稚な要求行動を盛んに繰り返すという点も、このタイプに合致しています。


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演技性人格障害は一般的に女性に多いとされています。

演技性人格障害には有効な薬物治療はないといわれているそうです。現時点では、治療にはカウンセリングが主体となった治療が有効とのこと。本人に病識がなく、治療が困難であることも指摘されています。


演技性人格障害の人物に対する接し方としては、主張の表面的な事柄にとらわれないということが大切だといわれていますが、インターネット上で他者にそれを求めることは不可能でしょう。


ロス疑獄で知られる三浦和義氏は典型的な演技性人格障害者だといわれています。太宰治、尾崎豊なども演技性人格障害ではないかといわれている人物です。


参考URL:

http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/griffin/histrionic.html

http://allabout.co.jp/gm/gc/377609/

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最後にわたしの立場を表明しておきますが、〆子さんにわたしが望むことは、処罰や排除ではありません。インターネット上で喚く分には、ご自由になさったらよいと思います。しかし、猫虐待予告のような実社会に影響を与える事件を今後二度と起こさないことです。そのために必要があれば、適切な治療等を受けて、自己中心的な欲求や衝動をコントロールしていただくことを望みます。自己改善の努力をしている人物に対しては、社会は理解を示し、寛容であるべきだと考えています。






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