渡辺謙 ハリウッド版リメーク「ゴジラ」出演決定

再び製作されるハリウッド版ゴジラに出演することが決まった渡辺謙 Photo By スポニチ

　日本を代表する怪獣映画「ゴジラ」のリメーク版がハリウッドで再び製作され、俳優の渡辺謙（５３）が出演することが決まった。関係者によると、主演ではないがメーンキャストの一人になる見込み。ゴジラシリーズが相次いで製作された６０〜７０年代に少年期を過ごした渡辺にとって、ゴジラは子供のころから愛着のある作品。それだけに出演オファーを聞いた時には喜んでいたという。

　ハリウッド作品への出演は２０１１年８月公開の「シャンハイ」以来で８作目。上演中の主演舞台「ホロヴィッツとの対話」が今月末に閉幕した直後の４月に米国でクランクインする。７月まで撮影に参加する。

　新作ゴジラはタイトルが「ＧＯＤＺＩＬＬＡ」で、シリーズ初の３Ｄ作品になる。英国人のギャレス・エドワーズ監督がメガホンを取る。超低予算で作り上げた新感覚のモンスター・パニック映画「モンスターズ　地球外生命体」が大成功を収め、「ＧＯＤＺＩＬＬＡ」の監督に抜てきされた。ハリウッドでは、９６年公開の「イングリッシュ・ペイシェント」で米アカデミー助演女優賞を受賞したジュリエット・ビノシュ（４９）らの出演も取り沙汰されている。

　ゴジラは９８年にもハリウッドでリメークされ、この時も「ＧＯＤＺＩＬＬＡ」のタイトルで公開された。この時は巨大爬虫（はちゅう）類として描かれ、一部ファンの間で「トカゲみたい」と評されるなど賛否が分かれた。

　国内も含めた映画化は０４年の「ゴジラ　ＦＩＮＡＬ　ＷＡＲＳ」（監督北村龍平）以来となる。