LINE世代は「感動」「泣けた」話ばかり 2chおっさん「世界が違う」と嘆く

2013/3/18 18:40

   「最近のLINE、ツイッターユーザーには付いていけない」――かつて日本の「ネットユーザー」代表だった2ちゃんねらーから、最近そんな嘆きが聞こえてくる。

「女の子、彼氏さんのことを 大事にしていますか? (中略)男の子は意外と心配性なんです ただ一言『大好き』 そう言ってもらうだけで 嬉しくなるの。だから今 意地を張っている子は 気持ちを素直に 伝えてあげてください」
「男なら女の笑顔と体守り抜け。女は絶対に力では男に勝てないの。男から女を守れるのは やっぱり男なんだよ。怖い思いさせちゃったなら たくさんの愛と優しさで 抱きしめてあげてね」

「#感動したらRT」でデマも広がる

「東日本大震災で亡くなった少女から母への、最後のLINEメッセージ」を称する画像。「感動した」と多くの人が広めたが、創作だったとされる
「東日本大震災で亡くなった少女から母への、最後のLINEメッセージ」を称する画像。「感動した」と多くの人が広めたが、創作だったとされる

   これらはLINEで人気の文章として、2ちゃんねるで紹介されたものの一部だ。なんのてらいもなく、長々とただストレートに恋愛話を書き連ねている。何の面白みもないということかもしれない。

   2ちゃんねらーたちは「マジでこういうの読むと頭痛くなる」「何処を斜め読みすればいいの?」とまったく理解できない様子だったが、LINE上では「感動したぁ(>_<)」などとたいへん受けているという。

「#感動したらRT(リツイート)」
「感動した人は回してください!!!!!」

   ツイッターやLINEには今や、上記のような一文がそえられた「いい話」があふれている。多いのは母親や恋人などの死をテーマにした「お涙頂戴」の小話や、あるいはちょっと泣かせる「名言」の類だ。しかしよく見れば、何年も前に書き込まれたコピペの改変や、都市伝説まがいの怪しいものも少なくない。

   中には明らかなデマもある。「東日本大震災で亡くなった少女から母への、最後のLINEメッセージ」を称する画像が2012年末、ツイッターなどで爆発的に広がったが、LINEが誕生したのは震災後の11年6月だ。

   にもかかわらず、こうした投稿は「感動。゚(゚^ω^゚)゚。」「まぢで泣ぃた」といったコメントとともに、半ば「不幸の手紙」式に拡散を続ける。「情強(情報強者)」を美徳とし、斜に構えた態度が当たり前だった一昔前のネットでは、ほとんど見られなかった光景だ。

(続く)

キーワード

おすすめワード

がんばろう日本
がんばろう日本
がんばろう日本 詳しくはこちら

今旬ワード

スポンサードリンク

他の言語

J-CAST会員サービス

注目情報

あの有名元プロ野球選手が・・・

元プロ野球選手と元プロ競輪選手が気になる部分の悩みを激白!

企画タイアップ2

新生活特集2013!
あの電子辞書プレゼントも!

知っておくべきビジネスマナークイズなど新生活に必要な情報が盛りだくさん!

企画タイアップ

最大2万7000円も違う!?
あなたの県の保険料は?

自動車保険料は地域によってこんなに違う!一番安い県はココだ!

企画タイアップ

J-CASTが3月大卒を緊急募集!

仕事に情熱を持って取り組んでくれるフレッシュな人材を求めています。

企画タイアップ

ウソ?ホント?

「野生のチンパンジーはバナナが大好物」これって、ウソ?ホント? チンパンジーにきいてみよう!

ミニッツシンキング'

『危険予知』教材の決定版
現場の安全はこれで守れ!

実際の事故をリアルに再現したビデオ版『危険予知』ラーニング。全ての現場に必須の教材、好評発売中。

KY教育

おすすめワード

【スポンサードリンク】

関連サイト

東京バーゲンマニア

セール、クーポンから新商品情報まで、その日に使える掘り出しもの情報満載!

東京バーゲンマニア
このページのトップへ