夏の参院選を前に、民主党で公認内定者の「離脱」が相次いでいる。支持率低迷が続き、民主党の看板を掲げて選挙を有利に戦えないとの候補者心理が背景にありそうだ。
18日の党役員会では京都選挙区から出馬予定だった池坊美佳氏の公認取り消しを認めた。体調不良を理由に出馬辞退の意向を示していたというが、京都府連内では「選挙で勝機を見いだせない党の状況も影響したのではないか」との声もある。
比例代表候補に内定していた山口和之元衆院議員は12日に党本部に離党届を提出。「現在の立場では政策を進めることは極めて難しいと判断した」との談話を発表した。香川選挙区の植松恵美子氏も先月、離党届を提出。無所属で出馬した方が、非自民票の受け皿になりやすいとの思惑があるとの見方が党内外で多い。
山口和之、植松恵美子
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