世界最長飼育のイルカ死ぬ 36年間、下田市の水族館
静岡県下田市の下田海中水族館は22日、世界最長の飼育記録を更新中だったイルカの「ジャンボ」が死んだことを明らかにした。ジャンボは36年間にわたり、同水族館で飼われ、推定で40歳だった。
同水族館によると、ジャンボはマイルカ科のオキゴンドウの雌で、1970年12月に同県伊東市沖で捕獲された。体長約4メートル、体重約500キロ。今年9月までイルカショーで豪快なジャンプを披露していたが12月に体調を悪くして、同19日に死んだ。
96年9月に、25年9カ月の飼育記録を持つ米国のハワイ州で飼育されていたオキゴンドウを抜き、更新を続けていた。下田市は2003年、特別市民賞を贈った。
水族館の土屋泰久飼育課長は「大変残念だが、多くの貴重なデータを今後に生かしていきたい」と話した。
【共同通信】
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