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03年4月の講座 「器械基礎の基礎・棍術1」 vol.37   
器械基礎の基礎・棍術です。

今月からはとてもリクエストの多かった「長器械」の「棍」についてです。
「棍は一陣の風」と言われるように、俊敏で激しい動きが特徴です。

「棍」の種類は多くはありません、一般的な「棍」の形は根もとが太く
先になるほど細くなった物です、その他に両端が細くなった「双頭棍」
なども有ります。

それでは、まず「棍」各部分の一般的な名称、基本的な「棍」の技術の解説をしましょう。




棍の各部名称

【梢】しょう シャオ

棍の先端部です 細くなっていて突くことが出来ます。
【把】は バー
棍の根本の太い部分です。
【梢段】しょうだん シャオドゥアン
棍梢から全体の1/3部分です。
【把段】は バードゥアン
棍把から全体の1/3部分です。
【中段】ちゅうだん チョンドゥアン
全体の真ん中の1/3部分です。
【梢端】しょうたん シャオドゥアン
棍梢から梢段の1/3部分です。
【把端】はたん バードゥアン
棍把から把段の1/3部分です。



棍の規格(長さ・太さ)

中国の公式試合で使用する棍のサイズは細かく決められています。

【棍の長さ】

長さは自分の身長より長く無ければいけません。
一般的に手を伸ばし手首の高さを基準にすることが多いようです。
【棍の太さ】
長拳用棍棍の直径 * 南拳用棍棍の直径
成年男子1.80cm〜2.30cm 成年男子2.30cm〜2.80cm
成年女子1.60cm〜2.15cm 成年女子2.10cm〜2.65cm
少年男子1.60cm〜2.15cm 少年男子2.10cm〜2.65cm
少年女子1.40cm〜2.00cm 少年女子1.90cm〜2.50cm
児  童制限なし 児  童制限なし
上記の表の数字より細くてはダメです、ただしこれより太い場合は問題は有りません。
力(技術も含め)のある選手は太くて長い物を使う傾向があります。

ちなみに日本での試合の場合、長さも太さも規定はありません。


棍の基本的な操法

 1.双手舞花棍 2.劈棍 3.摔棍 4.倫棍 5.撩棍 6.点棍 7.崩棍 8.戳棍
 9.挑棍 10撃棍 11.絞棍 12.雲棍 13.撥棍 14.架棍 15.抱棍 16.挙棍
 17.背棍 18.提撩舞花棍 19.掃棍


■1 「舞花棍」ぶかこん ウーフアグン
舞花棍は「刀」や「剣」の「腕花」によく似た技で、長器械では重要な技術です。

身体の近くをクルクルと回すことが必要で、棍を身体から離すときれいな「舞花棍」にはなりません。

言葉で「舞花棍」を説明することは難しいので横から見た物と前から見た物を会わせて画像にしています。
■(1)から始まり(11)で元に戻ります。
■(1)では腰と胸が横に向き、(3〜7)までは前に向きます。
■(3)では右足に体重を賭け棍を前方にのばすように振ります。
■(7.8.9)では出来るだけ棍を垂直にする事が重要です。


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