- 2009年8月17日 08:21
- Application | rodem
CygWinとサヨナラすることになったが、やはりWindowsでもUNIXコマンドは使いたい。
そこで、検討したのが
これは、MS-DOS時代からずっとお世話になっていた、UNIX-like toolsのNT版。
UNIX-like tools(Ver 4.12b)をベースに作られており、
最新版はVersion 0.14、2007年01月02日と2年ほど前だが、動作環境としてはVistaも含まれており、安定しているので特に変更の必要が無いということだろう。
ntuxtl014.lzh
次はGnuWin32。
これはGnuツールのWindows移植版。
更新は一番頻繁に行なわれているようだが、それほど最新を追う必要も感じないし、多彩なツールの必要性も今は感じない(そもそも必要ならば、Unixを使えばよい)。
そして、最後はSFU(Windows Services for UNIX)。
こちらは、Microsoft謹製のUNIX TOOL群。正確には、NFSなどのサービスや、InterixというUNIX互換環境を提供するサブシステムも含まれている。
やはり、ポイントは日本語がとおるかになる。
最近ではファイル名もバシバシ日本語を使うようになってしまったし、grepなどでは日本語を扱えないと非常に困る。
NT版UNIX-like toolsでは、シフトJIS対応をうたっているが、それ以外の文字コードはどうなのか。
また、GnuWin32では日本語自体が使えるのか、使えるのであれば文字コードは?
ということで、日本語を使えるかどうかをVMWare環境でチェックしてみた。
こういうときにVMWareのスナップショットは非常に便利だ。
まず、GnuWin32だが、一般的なツール群が含まれているCoreUtils(coreutils-5.3.0.exe)をダウンロードして試してみた。
そのままだとC:\Program Files\GnuWin32にインストールされたのだが...
lsで日本語ファイル名さえ表示されない。環境変数にLANG、LC_CTYPEなどを設定してもダメだ。
UNIX-like toolsは、当然のようにファイル名に日本語は通る。
egrepなども、Shift-JISであれば問題ない。
そして、SFUを試そうかとも思ったが、今のところサブシステムレベルでの互換性は必要としていないので、そこまで大掛かりなものを導入するのはためらわれた。
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