ジャニーズで史上最大ユニット結成　Ｔｗｅｎｔｙ・Ｔｗｅｎｔｙ

　ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長（８１）が１７日、新ユニット結成を発表した。２０２０年夏季五輪の東京招致を見据えた、ジャニーズ史上最大の４０人組「Ｔｗｅｎｔｙ・Ｔｗｅｎｔｙ（トウエンティ・トウエンティ」）」。今年１２月に東京・丸の内の帝国劇場で上演される「ＪＯＨＮＮＹ’Ｓ　ＷＯＲＬＤ」でメンバーが発表され、２０２０年のメジャーデビューを目指す。

　「ジャニーズとして五輪招致を陰ながらサポートしたい」。新ユニットには喜多川社長の熱い思いが込められていた。五輪開催地にはマドリード（スペイン）、イスタンブール（トルコ）も立候補しており、９月７日の国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）総会で決まる。たとえ東京が選ばれなくても、「Ｔｗｅｎｔｙ・Ｔｗｅｎｔｙ」は日本代表を応援する立場で活動していくという。

　「２０２０年」に掛けて、メンバーは２０人ずつの２グループを合わせた計４０人。９７年に阪神淡路大震災へのチャリティーとしてＴＯＫＩＯ、Ｖ６、ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓが合体した「Ｊ−ＦＲＩＥＮＤＳ」の１３人を超えるジャニーズ史上最大のユニットになる。

　メンバーは、デビューを夢見て修業している約７００人の「ジャニーズＪｒ．」から選ぶ。１２月に東京・帝国劇場で開かれるＨｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰの主演舞台「ＪＯＨＮＮＹ’Ｓ　ＷＯＲＬＤ」で発表する予定だ。喜多川社長は「五輪のころにデビューできればいい。世界に向けて何かを見せるときだと思う」と７年間の長期計画を示唆。事務所も「タレントの原石がスターを目指し成長する姿を、７年間にわたりお見せします」とコメントを発表した。

　この日、東京ドームではＨｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ、Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅ、Ａ．Ｂ．Ｃ−Ｚによる「ＪＯＨＮＮＹ’Ｓ　ＷＯＲＬＤの感謝祭」が開かれた。バックダンサーとして３５０人のジャニーズＪｒ．が参加。ＪＵＭＰの薮宏太（２３）はＭＣで「この中からＴｗｅｎｔｙ・Ｔｗｅｎｔｙという新しいグループが生まれるかもしれません。さっきちょっと聞きました」と明かし、５万５０００人のファンをどよめかせた。

　「ＪＯＨＮＮＹ’Ｓ　ＷＯＲＬＤの感謝祭」は、昨年１２月〜今年２月に帝国劇場で初演された「ＪＯＨＮＮＹ’Ｓ　ＷＯＲＬＤ」が大ヒットしたことへの感謝を込めたイベント。ＪＵＭＰの知念侑李（１９）は抜群の運動神経を生かし、１５メートルの高さで空中ブランコからロープに飛び移る離れ業を披露した。Ａ．Ｂ．Ｃ−Ｚの橋本良亮（１９）は、２１メートルの高さから命綱なしで飛び降りる危険なパフォーマンスに挑戦し、ファンの絶叫がドームにこだました。