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震災前の半数、5393人 宮城・女川の居住人口

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町で、町内で暮らす住民が震災前の半数近くに減っていることが4日、分かった。
 町によると、震災当日の2011年3月11日の住民登録は1万14人で、ことし2月28日現在は7962人。町が仮設住宅の入居状況などを調べたところ、町内の居住者は5393人だった。
 住民登録は移さず、石巻市内の仮設住宅やアパートなどの見なし仮設で暮らす住民は1672人。仙台市など県内に住むのは713人で、県外は184人という。
 居住状況は、須田善明町長が町議会3月定例会で明らかにした。町復興計画の最終年度に当たる18年度の人口について、須田町長は「このまま進めば6000人か、6000人を切るぐらい」との見通しを示した。
 須田町長は「復興計画を進める過程でも一人でも多く町に戻るよう頑張らなくてはならないが、計画が実現した時こそ真価が問われる。魅力を感じ、住んでもらえるまちづくりを目指す」と述べた。


2013年03月05日火曜日


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