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関係者からのメッセージ


ひとつでもいいから、他の何よりも好きなことを見いだせれば、大学生活は楽しくなります

好奇心があったから勉強は苦にならなかった
もともと私は船乗りになりたかったんですよ。父親が船会社に勤めていて、小学生の時、神戸に停泊している汽船を見学させてもらったんです。船長さんに、あの当時は高級品だったバナナやパイナップルをもらって「船乗りっていいなあ」と(笑)。機関室には、ものすごく大きなディーゼルエンジンがあって、「この鉄の塊が船を動かしているんだ」と驚きまして ね。それで機械や金属にも興味を持つようになったわけです。中学に入ってから目が悪くなってしまったので、船乗りの夢は断念。興味のあった金属について学ぼうと、地元の姫路工業大学工学部金属材料工学科へ進学しました。

大学はおもしろかったですね。高校までは「この公式はこうである」という結果だけ教えられますが、大学では、この公式に至るまでの過程を教えてもらえる。理路整然とした論旨の展開には「あっそういうことなのか」と発見がありましたし、身の回りにある金属材料が、どういう構造の原子でできていて、どういう性質を持っているか、そんなことを突き詰めて学べるのも新鮮でおもしろかった。好奇心があったから勉強は苦にならなかったですね。今もその延長線上で研究を続けているのでしょうね。


道どれだけ世界の最先端に近づけるか
現在は、東北大学金属材料研究所で、金属ガラスや軽合金の研究をしています。研究所というのは、興味のない人から見たら収容所のように見えるかもしれない(笑)。じっとこもって研究ばかりしていますから。でもここは世界の研究をリードしているんですよ。金属ガラスの分野においては、アメリカエネルギー省の予算を得て、国際会議も主催しています。研究者は、どれだけ世界の最先端に近づけるかを考えて、切磋琢磨しているのです。我々が開発した素材は実用化も進んでいます。金属ガラスは、非常に強度が高く、耐食性にも優れているのが特長。ゴルフクラブのフェイスや携帯電話のケースをはじめ、様々な製品に応用されています。


総合大学のメリットは異分野との融合
大学では好奇心を持ってできることを見いだし、それが将来の職業に生かせる道であればベストだと思います。私の場合は、それが金属材料であったわけですが、ほかの何よりもこれが好きなんだということを一つでも見いだせれば、大学生活は楽しくなります。また、大学には、いろんな個性の先生がいるので、様々な影響を受けられますし、自由な時間もたくさんありますから、自分と向き合うことができる。そうしているうちにおのずと自分の方向性が見えてくるのではないでしょうか。
兵庫県立大学は、理学部、工学部、経済学部、看護学部などの学生が共に学ぶ総合大学です。文系、理系の学生が触れ合い、融合することで視野も広がっていきます。学生時代に総合的な触れ合いや経験を経て、社会に出て行くというのは、卒業生として、大きく羽ばたいていく機会を与える意味では重要だと思います。

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