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  • 3月11日を迎えて

    2013/03/12

    振り返れば二年前の今頃、
    福島原発の「全交流電源喪失」の深刻さを未だ知らぬまま
    総理官邸で福島原発への電源車の手配に追われてた。
    前日から国会答弁調整で徹夜だったので、
    この時点で既に40時間ぐらい起きっぱなしだったが、
    当然眠気など微塵も感じる事なく走り回っていた。
    その後、ベントが出来ていないと知り、
    朝6時、放射線量が急上昇していく福島原発に総理とヘリで向かった。

    2年前の自分のしてきたこと、出来なかった事に反省や悔いはある。
    その報いとしての落選でもあったのかな、とも思う。

    2年経った今日、2時46分は自宅のテレビの前で迎えた
    相変わらず表面的な報道が多かったが、
    徐々に感情論から、胃が痛くなるような現実的な課題がクローズアップされてきたと思う。

    この震災や原発事故は、記憶に留めるというものではなく
    ひたすら続いて行くもの。
    覚えているかどうかではなく、見つめているかどうか、だ

    見つめているつもりだが、まだまだ想いが多すぎて、
    ありきたりの被災者への言葉すら書く事を躊躇してしまう

     

    これから自分がなすべきことは何か。

    鎮魂の想いを抱えながら考えていきたい。