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福島・南相馬 がれき撤去作業
3月11日 11時43分

原発事故の避難区域の中で震災で出たがれきの撤去作業が唯一行われている、福島県南相馬市の小高区では、東日本大震災の発生から2年となる11日も、朝から作業が行われています。

南相馬市小高区は、去年4月に警戒区域が解除されたことから、原発周辺の避難区域の中では最初に、先月から国によるがれきの撤去作業が始まっています。
沿岸部の塚原地区にある集積所では、作業員たちが高さ5メートルほどに積み上がったがれきを重機を使ってふるいにかけ、木材や金属に分別したり、袋に詰めて仮置き場に運んだりする作業に当たっていました。
避難区域のがれきは合わせて47万トンと推計されていますが、仮置き場の設置について住民の理解が得られていないことや仮設の焼却炉の設置が進んでいないことなどから、ほとんど処理が進んでいません。
環境省は来年3月末までにすべてのがれきを処理したいとしていますが、福島県全体ではことし1月末時点で処理は17%にとどまっています。
環境省福島環境再生事務所の北山孝信室長補佐は、「ほかの自治体でも仮置き場の設置について住民の方に理解をいただきながら、一日も早く処理していきたい」と話しています。

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