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全人代での投票 どよめく一幕も3月17日 17時7分
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中国の全人代=全国人民代表大会で、16日に行われた人事を決める投票で、全体の3分の1もの代表が反対または棄権に回り、場内がどよめく一幕がありました。
16日午後の全人代の全体会議では、閣僚級や全人代の各専門委員会などの人事を決める投票が行われました。
このうち、環境資源保護委員会の委員長に当たる主任委員などの人事では、投票総数2944票のうち、反対が850票、棄権が125票に上りました。
共産党の指導部の意向が強く働いているはずの人事案に賛成しない代表が全体の3分の1も占めることは異例で、投票結果が発表されると場内がどよめき、ひな壇に座っていた習近平国家主席は苦笑いを浮かべたようにも見えました。中国では大気汚染などの環境問題が深刻化しており、反対票の異例の多さが国民の不満を代弁した形になりました。
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