能力者スレ

【彼は15歳前後の風貌──160前後の身長、幼さの残る顔立ち、細身の躰──だ】
【魔術師としては標準的なローブに身を包み、すっぽりと被ったフードの隙間に金色の髪が見える】
【右腕の腕輪はトパーズで飾られていて、黄金色の輝きを放っている】

彼の扱う魔術は風の属性に分類される。それ故に森林や洞窟内といった場所は彼にとって鍛錬の場所となるようだ。
現時点では以下の魔術が確認されている。

彼の性格は一言で言えばお人好しだ。利他主義であり滅私の傾向がある。これらを順守しようとするあまり、頑固で融通のきかない生真面目な部分もある。
彼は旅路において人助けを主な目的としている。路地裏では犯罪者を取り締まろうとする彼の姿を見ることができるし、そこにいなければ人気のない場所で鍛錬をしているだろう。
また彼の善意から来る行動は路地裏を徘徊する悪人の撲滅に限らない。例えどんな小さなことであれ、彼に助けを求めるのであれば彼はそれに答えようとする。
「救いを求める手に救いを」──それこそが彼の生きる目的だ。

しかし、彼の内には彼の知らない別の一面がある。時折、それは信念を答えようとする彼の口を躊躇わせることで表に出てくる。
その一面が最も主張を強めたのはシャッテン＝シュティンゲルとの邂逅だった。
アルフォンスはシャッテンの主張を──価値あるものにしか生を認めないという信念を──全面的に受け入れたのだった。
彼の理性は、その主張に否定的だった。それにも関わらずだ。