最終更新: 2013/03/17 16:04

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東横・副都心線直通運転で沿線の観光客増加が期待されています。

16日から、東京・渋谷と神奈川・横浜を結ぶ東急東横線と、池袋・新宿などを通る東京メトロ副都心線が、直通運転を始めました。
これで、埼玉西部、東京・渋谷、横浜が、乗り換えなしで行き来できるようになり、川越と横浜・元町中華街が、最短で1時間26分でつながります。
沿線では、観光客の増加に期待を寄せています。
16日から始まった東横線と副都心線の相互直通運転。
埼玉を走る東武東上線、西武有楽町線・池袋線と、東京メトロ副都心線、東急東横線、そして、みなとみらい線がつながった。
15日午後11時、渋谷駅には、東横線最後の姿を見ようと、大勢の人が集まった。
カメラを片手に撮影する人も多く見られた。
東急東横線、渋谷駅最後の雄姿。
今回の直通運転で、86年愛されてきた地上の駅は、地下5階に引っ越しした。
埼玉・池袋・新宿・渋谷・横浜がつながり、沿線の各地は、観光客などの相乗効果に期待を寄せている。
その1つ、横浜では、直通初日の16日、中華街では獅子舞が、観光客の頭をかみながら、歓迎ムード一色。
中華街の人は「お客さんは若干増えてきました。やっぱり期待をしています」と話した。
今回の相互乗り入れで、埼玉方面からの終点となるのが、元町・中華街駅。
横浜の観光スポットが集結する、みなとみらい線。
年間140万人の利用者増を目標とするなど、直通運転への期待は高い。
横浜市観光振興課の齋藤 満課長は「乗り換えなしで、東京の北西部や埼玉県の方から、横浜まで直接お越しいただけるのは、非常に大きな魅力ですので。ぜひ、気軽に横浜の方にお越しいただけたら、ありがたいなと思っております」と話した。
所沢から来た人は「今まで、新宿・渋谷で乗り換えなきゃいけなかったけど、立ちっぱなしでも1本で来られるのは、本当に楽でよかったです」と話した。
一方、そんな横浜に乗り込んだのが、埼玉・飯能市の市長や観光協会の面々。
飯能市観光協会の市川章弘会長は「横浜は海の街、飯能は山の街。そういう意味で、飯能に来ていただいて」と話した。
横浜市の老舗商店街、「元町SS会」の北村 宏理事長は「大変、期待感が膨らんでいるが、大きな渋谷・新宿・池袋には、正直勝ち目はないですよ。逆に、横浜の素晴らしさを発信したい」と話した。
埼玉・東京・神奈川、3都県をまたぐ直通運転。
沿線地域の経済効果は未知数だが、利用者にとって便利になったのは確かといえる。

(03/16 18:09)


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