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【大リーグ】

Bジェイズと契約の川崎が渡米 ア東地区でイチローと“直接”対決へ

2013年3月17日 紙面から

メジャー昇格への決意を語った川崎宗則内野手=16日、成田空港で(廣田学撮影)

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 イチさん、待っててください!! ブルージェイズとマイナー契約した川崎宗則内野手(31)が16日、成田空港から韓国経由でキャンプ地の米フロリダ州ダンイーデンに出発した。敬愛するイチロー外野手(39)が所属するヤンキースとブルージェイズはくしくも同じア・リーグ東地区。“直接対決”も多く、川崎は「また同じ舞台でプレーできればいいと思うし、それが僕にとって一番大きなモチベーション」と、メジャー1年目の昨季に果たしたマイナー契約からのメジャー昇格の再現を誓った。

 去就決定で晴れやかな気分のせいか、“師匠”イチローへのムネリンの愛が爆発した。

 同じア東地区ならば、イチローとの対決も多々ある。「僕がピッチャーをすれば対決の可能性があるんで、ピッチャーに変更して、ちょっと対決かましたいな」と訳の分からない言動で“舞い上がった”かと思えば、真顔で「またイチロー選手と同じ舞台でプレーできればいいと思うし、それは僕にとって一番大きなモチベーションになる」と、目を輝かせた。

 ブルージェイズ入団が決まった後、イチローにも連絡を? の問いには「もちろん、しました。イチローさんも心配してくれてたみたいで、『本当にホッとした。一緒にまた頑張ろう』と言われたんで、うれしかった」。昨年はイチローとプレーしたい一心でマリナーズのみと交渉し、入団。そんな“イチロー愛”は、チームが分かれても不変だった。

 同じ舞台に立つためには昨年のようにマイナー契約からのメジャー昇格を勝ち取る必要があり、「このチャンスを大いに生かして、燃えに燃えて、燃え尽くしたい」と完全燃焼するつもりだ。

 気分が高揚しているからだろう。破天荒な“ムネリン節”も随所でさく裂した。ブルージェイズ入団の決め手は「契約してくれたから。チームのイメージ? カナダのチーム」とあっけらかん。今季の目標も「鼻炎を治すことと、寝るときに(睡眠阻害の歯ぎしり防止で)1年間マウスピースをつけること」と、けむに巻いた。

 今季は日本球団への復帰という選択肢もあったが、オフは夫妻で英会話に通うなど米国でのプレー続行しか眼中になく、「もうちょっと英語もしゃべって、スパニッシュ(スペイン語)にもトライしようかな。イタリア語も行くかも」と、いたずらっ子のように笑った。マイナー契約からの挑戦はただでさえ狭き門。ベテランにとってはなおさらだが、ムネリンの元気と“イチロー愛”があれば、何とかなってしまうかもしれない。 (廣田学)

 

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