阪神の新井良が気を吐いた。7回1死一、三塁の好機に左前適時打を放つなど2安打1打点。前日15日のDeNA戦(横浜)で左腕上腕部に死球を受けて途中交代したが、「シーズン中だったら、あそこで変わっていない。全然問題ない」とキッパリだ。
背筋痛で出遅れていた兄の新井貴がこの日、2軍教育リーグの中日戦(ナゴヤ)で実戦復帰し、3打数2安打2打点。新井貴が間に合わない場合、新井良を開幕4番に据える方針の和田監督は「もう一度、(コンラッドを含めた)3人が競争できればチームに活気が出るし、レベルが上がる」と、一塁と三塁の2ポジションを巡る三つどもえの競争に期待する。
新井良はオープン戦全11試合で4番に座り、打率3割6分6厘、7打点。好調の弟が先導する兄弟4番争いは、激しくなりそうだ。 (中谷秀樹)
この記事を印刷する