今外国にいます
どうでも良い話ですが、今、ポーランドにいます。日本より8時間遅れて生活しております。本日はオシフィエンチムとビルケナウとビエリチカとクラクフを観光しました。
上の写真はクラクフのバーで飲んだホットビールです。ビールを温めて飲むのですが、体が温まります。しかし、バーから外に出るとまた体が冷えます。とにかくこちらは寒い。
そしてこの写真が有名なオシフィエンチムの博物館(アウシュビッツ収容所跡)の写真です。本日この話をしたのは先日の裁判の報告をするためです。3月13日に京都地方裁判所で例の民事訴訟の証人尋問がありました。今回も原告(朝鮮学校)側の証人ということで、保護者(母親)と朝鮮史の専門家(同志社大学准教授の板垣竜太)が出てきました。保護者の話は、大変な思いをしたといつも聞くような内容であってそれ程目新しいものはありませんでした。被告側の反対尋問の時に私の方から「スピーカーを使って大きな音を出す行為は近所迷惑だと思わなかったのか」と質問しました。回答は「京都市から言われていなかった(実は校長には伝えてあったが保護者には伝わっていなかっただけ)ので知らない」とのことでした。自分達は近所迷惑であろうと何であろうとスピーカーを使って大きな音を出し、実際に近隣住民から多数の苦情が京都市に寄せられているのに、そんなの関係無いみたいな態度をとっておいて、在特会が同じようにやったら威力業務妨害になるのです。こういう朝鮮学校関係者の身勝手な姿を明らかにしただけでも成果があったと思います。
そして、板垣竜太の証人尋問ですが、これは聞いていてまさしくナチスみたいになっていくなと思いました。最新の研究によるとレイシズムとは黒人差別に代表されるような人の優劣を言って民族差別を行うものだけでなく、単なる差異に基づいて民族差別を行う事もレイシズムというそうです。前者を科学的レイシズム、後者を文化的レイシズムといいます。在特会のやっている事は文化的レイシズムだと言っておりました。ある民族がここは本来自分達が優先的に使う権利があると主張してほかの民族を排除する行為がそれにあたるからだとのことです。だとしたら国際人権規約の第1条に規定されている民族自決の権利なんてものは板垣竜太にとって絶対に許す事のできないレイシズムになると思いますが、その事は多分本人の自覚が無いのでしょう。それはさておき、アウシュビッツの話と裁判の話の関連性ですが、板垣竜太の最近の学説では「在特会も自民党もレイシズムという観点から見てやればどちらも同じ」なんだそうです。その上で今、原告の方がやっていることは翌日の3月14日の国会議院会館での集会にもありましたように保守を分断して在特会以外の保守に「我々は在特会と違うんだ」と言わせるようにしております。拉致議連にまで魔の手をのばしておりますので、そのうち自民党にもいくでしょう。これが恐ろしい結末を迎えるのはマルティン・ニーメラー牧師の話を考えてみればわかるかと思います。連中のやり方に乗せられて「在特会のヘイトスピーチだけを禁止してくれれば良い」という感じで人権侵害救済法を成立させてしまったとすると、もうその時には自民党も弾圧の対象になっているということになります。人権侵害救済法が出来上がってもう後戻りができなくなった時に板垣竜太みたいなのがしゃしゃり出てきて、「在特会も自民党も同じレイシズムに属します。だから在特会だけじゃなくて自民党を支持する人も皆有罪です」なんて言ってくれるのでしょう。
我々が何もそんな事に脅える必要はありません。人権侵害救済法ができたら有無を言わさず逮捕される訳ですから、最初から覚悟しておけば良いのです。ただ、そうなった時に一部の保守の人間から「在特会があんな過激なデモをやるからこんな事になるんだ」と言われ、勝手に在特会のせいにされてしまう可能性があります。そうではなくて冷静に考えてみて下さい。今、保守の動きを分断し、裏切るような真似をしているのは誰ですか。その事を理解していれば、そうなった時に糾弾しなければならない人物も特定できるでしょう。裏切る者がいるから人権侵害救済法までの道のりが短くなるのです。とにかく、今もこれからもこういう新右翼みたいなのが色々とやらかしてくれると思いますが、我々は信念を曲げずに行動を起こし、これまで通り実績を積み重ねていくべきだと思いました。次回の裁判は6月13日(水)の午後2時から、最終弁論だそうです。
平成25年3月16日
在日特権を許さない市民の会
副会長 八木康洋
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