お父さんだけが知っているあっくんの秘密
2001年8月24日金曜日の午後1時21分に帝王切開であっくんが
生まれた。
お母さんは46歳、お父さんは48歳だった。
看護婦さんに呼ばれたお父さんは、どきどきしながら
窓越しであっくんに面会した。
あっくんは看護婦さんに体を拭いてもらっていたところだった。
とても不思議な感覚だ。
この子の親にさせて頂けるんだという喜びで胸が一杯になった。
わが子というより、神様からの授かりものといった感じだった。
看護婦さんに、「中に入って下さい。」と言われたお父さんは、中に
入り、しばらくすると看護婦さんがあっくんが「おしっこをした」と
言った。生まれてすぐのおしっこは珍しいのかなーとお父さんは
思った。
体をきれいに拭き終わると、お父さん、「お子様を少しの間だけ抱いて
いいですよ。」と言ったので、抱いた。
とても軽くて小さく不安定なため怖くなり、すぐに「ありがとうござい
ました。」と言って、看護婦さん渡すと、すぐに保育器にあっくんを
入れた。
あっくんが生まれる迄に、お母さんは3度流産していた。
流産で卵管がつまり、体外受精に望みを託したが、2度とも着床出来ず
失敗に終わった。
しかし、お母さんは諦めず、お父さんに子供を産んであげたいという、
一心で、いろんな方法を試した。
お医者様からも妊娠は諦めた方が良いと言われたりもしていた。
だけど、お母さんは諦めなかった。
だからお父さんは、お母さんに頭が上がらない。
お母さんに蹴りを入れられ、罵倒されてもお父さんは絶える事が出来
るんだよ。
最後に、お父さんだけが知っているあっくんの秘密を語ろう。
あっくんは、生後2か月目にお父さんだけに、「おはよー」と
「こんにちは」を何度か言ってくれたんだよね。
ありがとう。あっくん。
