世界を知るための名画100選」2000-2010
BOOK GUIDE 100

講談社「COURRiER
Japon(クーリエ・ジャポン)」編集部員によるブログクーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

from Editor in Chief

「リーダーシップ」は
学ぶことができるのか?

 かつて米国のビジネススクールに留学し、MBAを修めて帰国した友人に、「おもに何を勉強してきたのか」と聞いたことがあります。その時に「リーダーシップ」という答えが返ってきて、当時の私は鼻白む思いがしました。リーダーというものは、圧倒的な実力を持った人か、あるいはいちばん組織に貢献している者が、自然とその座に就くものだと思っていたからです。いくらリーダーシップについて勉強しようが、実際にリーダーになれるとは限らない。そう思っていました。
 しかし時を経て、私自身が編集部を率いる立場になったとき、リーダーが果たすべき役割について自分がいかに無知だったかを思い知らされました。それまでの上司を見習ったり反面教師にしたりすることはあっても、「自分はどんなリーダーになりたいのか」ということを真剣に考えたことがなかったのです。
 世の中には「生まれついてのリーダー」もいるでしょう。ふだんから「自分がリーダーならこうする」と考える習慣を持ち、いざリーダーに任命された時にはしっかりと準備ができているようなタイプです。しかし現実には、いきなり指名されて、慌ててしまう人も多いのではないでしょうか。そう考えると、若いうちにリーダーシップについて勉強しておくということは、決して損なことではないのかもしれない。遅まきながらそんなことに気づかされ、あの時、無礼な態度を取って申し訳なかったと、心の中で友人に謝りました。今月の巻頭特集には、私のそんな苦い思いも詰まっています。

編集長 冨倉由樹央

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世界の一流ビジネススクールでは
「人生に必要なこと」を
こう教える

ハーバード・ビジネス・スクールやペンシルベニア大学ウォートン・
スクールといったトップクラスの名門には、世界中から優秀な学生や
ビジネスマンたちが集まってくる。
彼らが高額な学費を払うのは、単に最新のビジネス理論を学べる、
あるいは就職や転職に役立つMBAを取得できるから、といった
理由によるものではない。
超一流の講師たちから「人生に対する姿勢」を学ぶことができる──
その経験が何物にも代えがたいのだ。
世界のエリートが集まる教室ではどのような「人生戦略」が
教えられているのか?
さあ、誌上講義を体験してみよう。

  • Strategic Thinking|コロンビア・ビジネススクールで「戦略」を学ぶ
  • 「やればできる」という精神では夢を実現するのは難しいのです
  • Management Theories|「不測の事態」をどう乗り切ればいいのか?
  • 最強のビジネス理論で人生をマネジメントしてみよう!
  • Negotiation|ウォートン・スクールで「交渉」を学ぶ
  • 「正直」でなくてもいいですが他人には「誠実」でありなさい
  • Self-control|ロットマン・スクールで「自制心」を学ぶ
  • 〝甘い誘惑〞に打ち克つためにあなたの筋肉は存在するのです
  • Management|ファーガソン監督の「統率力」についての特別講義
  • 最強のチームをつくるためにどう叱り、どう褒めればいいのか
  • Decision-making|ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで「決断」を学ぶ
  • 難しい選択を迫られたとき直感や本能は頼りになりません
  • Office Life|ビジネススクールの人気講師に聞く
  • こんな「オフィスの大問題」、どうすればいいでしょう?
  • Purpose of Life|ハーバード・ビジネス・スクールで「人生の目的」を学ぶ
  • あなたが優秀だとしても幸せになれるとは限りません
世界が見た NIPPON
  1. スペイン 世界の3つ星シェフが日本料理に恋をした
  2. 韓国 ソウルの繁華街から悲鳴が聞こえる
  3. USA 世界よ、これが日本の〝ガラケー〞だ!
  4. 中国 「おやすみ」のつぶやきが中国で人気の〝朝日君〞とは
  5. ロシア モスクワ市民を虜にする「柴犬」の魅力
WORLD NEWS HEADLINE
クーリエでしか読めない世界各国のストーリー
北米 / 中南米  NORTH AMERICA / LATIN AMERICA
  • 米国|USA
  • オバマ大統領からメールが届く!?  市民と政府をつなぐ「現代の目安箱」
  • 米国|USA
  • 「リショアリング」で米国に雇用は戻ってくるのか?
  • 米国|USA
  • 「都市」レベルで見れば米国は南米より危険!?
  • 米国|USA
  • 「撮影したがる客」に悩まされるレストラン
  • ボリビア|Bolivia
  • 小学生も3言語必須?  多民族国家の挑戦
  • コロンビア|Colombia
  • これで両親も安心  子供向け防弾服が発売
  • PICK UP!
  • 米国|USA
  • ルックスから性格、知能まで〝オーダーメイド〞
  •  
  • 「完璧な子供しか欲しくない!」精子を品定めする女性たち
アジア / 中東  ASIA & MIDDLE EAST
  • 中国|China
     
  • アップル、アディダス、スタバまで・・・
    グローバル企業に広がる「脱中国」の動き
  • 北朝鮮|North Korea・韓国|South Korea
  • 北朝鮮が最も恐れる韓国の「切り札」とは
  • 韓国|South Korea
  • サムスンが強いのは優遇税制のおかげ?
  • シンガポール|Singapore
  • 地下鉄アナウンスは英語でプリーズ
  • イスラエル|Israel
  • モデルになりたければちゃんと食べて!
  • 北朝鮮|North Korea
  • なるほど、労働新聞〈北朝鮮の「少女時代」〉
ヨーロッパ / アフリカ  EUROPE & AFRICA
  • PICK UP!
  • ガーナ|Ghana
  • あるドイツ移民の「数奇な人生」
  •  
  • 自動車修理工、ときどき王様
  • アルジェリア|Algeria
     
  • 警備強化はテロ組織を喜ばせるだけ!?
    石油産業と武装勢力の「負のスパイラル」
  • ロシア|Russia
  • 伏線は9年前から・・・  ボリショイ〝陰謀〞劇場
  • 欧州諸国|European Countries
  • 経済と〝実家暮らし〞の密接な関係とは?
  • ギリシャ|Greece
  • 冷え切った景気がアテネの〝緑〞を奪う
  • チェコ|Czech Republic
  • 水より酒が安くってなぜいけないの?
  • モロッコ|Morocco
  • 強姦しても「結婚すれば無罪」にNO!
世界に通用する人の
「発想力」の鍛えかた

新しい製品やサービスが簡単に〝コモディティ化〞していく
現代社会では、個人にしても企業にしても、周りに差をつける
アイディアが常に求められている。
では、私たちは「発想力」を鍛えるために、いったい何をすべき
なのだろうか。社会に〝衝撃〞を与えている人たちの
創造のプロセスから、そのヒントを探ってみよう。

  • スティーブ・ジョブズが遺した「ひらめき」を生むための教訓
  • 名曲のヒントは生活のなかに  NYの歌姫はメロディをこう紡ぐ
  • ピュリツァー賞受賞作家は「全力で楽しむ」ことに集中する
  • 新作の着想は音楽コレクションから見つけているよ
  • 「緻密な分析」があって初めて独創的なデザインが生まれる
  • あなたの中に眠っている「創造性」が厳しい時代を生き抜く鍵になる
〝陰の支配者〞たちが語り合う
「秘密結社」の世界へようこそ

ニュースで報じられる世界を見ているだけでは、わからないことがある。
本当に重要なことは、選ばれた者たちだけが集う密室の中で決まることが
多いからだ。古い歴史を持つ闇組織から、富豪御用達の会員制クラブまで、
〝秘密の扉〞の向こう側へ──。

  • フランスの「陰の支配者」はフリーメーソンだった!
  • アカデミー賞の行方も彼ら次第?  ハリウッドの「超VIPサークル」
  • 名門イェール大のエリートは棺桶に入って自慰をする!?
  • 入会資格は「上位2%の知能」 天才集団〝メンサ〞の内情
  • 世界一入りにくい秘密結社 「大統領クラブ」を知っていますか
最旬カルチャー情報セレクション
courrier a la carte
BEAUTE  セレブ女優の「美のお値段」は?
VACANCES  2013年に出かけたい旅先ベスト10
DESIGN  〝ポスト・スタルク〞の新進デザイナー
VOYAGE  至極のカフェを探して女優とウィーンを歩く
OBJET  こうして生まれた! 世界が愛する名品  マシュマロ
   こんなの作った! 世界のアイディア商品  プラック( 卵黄吸い取り器)
RENCONTRE  私のセックス日記  ITALY編:バイに恋して、アラフォー男を惑わす〝箱入り娘〞
INSOLITES / CINEMA
COLUMNS
  • 山口絵理子の「世界の肌ざわり」
  • 瀧本哲史 そのニュースが君の武器になる
  • 町山智浩のUSニュースの番犬
  • 富坂聰×中島岳志  「龍」と「象」の比較学
  • 佐藤優の国際ニュース解説室
  • 小道迷子×渡邉豊沢  ニャンでも比較文化論
  • フェイフェイ・フウ ジェントルマンの流儀
  • 岡村聡 シンガポール起業日記
  • 成毛眞のこれって暴論?
  • P.クルーグマン  アメリカよ、どこに行く【最終回】
REGULARS
  • COURRiER World Scope  レンズが切り取った「世界」
  • COURRiER Express  グローバルに明日を読む
  • English the Easy Way  あの人の英語勉強法が知りたい
  • Bookshelf  今月の本棚
  • Nothing but Delicious  世界ローカルグルメ探訪
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STAY TUNED!

ムッシュ・クーリエは、
フランス生まれ日本育ち。
世界のニュースが大好きな、
ちょっと変わった猫です。
たまに出てきて
読者のみなさんに何か
言ったりしますが、
基本的に気まぐれです。
だって猫ですから。

Monsieur Courrier
ムッシュ・クーリエ

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