赤坂でマンション火災 １人意識不明

3月17日 6時7分

１７日未明、東京・赤坂にある１０階建てのマンションの８階の部屋から火が出て、女性１人がやけどをして意識不明の重体になっています。

１７日午前２時半過ぎ、東京・赤坂の１０階建てのマンションの８階の部屋から火が出ました。
消防は、ポンプ車など合わせて３６台を出しておよそ３時間後にほぼ火を消し止めましたが、火元の部屋などおよそ４０平方メートルが燃えたということです。
消防によりますと、この火事で、火元の部屋に住む女性１人がやけどをして意識不明の重体になっているほか、別の部屋に住む女性１人も軽いけがをしました。
入居者の話などによりますと、このマンションは、もともとホテルとして使われていた建物で、部屋数は７００に上り、消防は、一時、大勢の住民の避難誘導にも追われました。
火元の１階下の７階の部屋に住む男性は、「部屋にいたら突然、消防隊員がやってきて『逃げてください』と言われた。そのときは７階の廊下にも煙が充満していた。避難は特に混乱せずにできたが、何が起きたのかよく分からないので驚いている」と話していました。
また、６階に住む女性は、「館内放送で『火災が発生しました』と流れてきたので、念のため外に出てみると焦げくさい臭いがして驚いた。突然のことで、状況が分からないままです」と話していました。
マンションがあるのは、すぐそばに「東京ミッドタウン」もある都心の一等地で、東京メトロの赤坂駅や六本木駅から数百メートルほどの場所です。