米軍普天間基地移設問題 宜野座漁協など3漁協、移設阻止を決議
沖縄県のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設問題で、宜野座漁協など3つの漁協が、移設阻止を決議した。
16日、「辺野古移設に反対する漁民大会」には、宜野座漁協のほか、金武漁協、石川漁協も参加し、移設工事による水質汚染や、埋め立てによる漁場の環境の悪化が懸念されると訴えた。
宜野座漁協・城間組合長は「純粋に海が汚れるので、サンゴがだめになれば、魚もいなくなるでしょ。そのことを訴えていく」と話した。
参加者は「とんでもないことですよ、その一言。われわれは海人なので、それ(海が汚れること)が1番心配です」と話した。
この問題で、名護漁協では、3月11日の総会で、辺野古への移設にともなう沿岸部の埋め立てについて、同意することを決めている。
宜野座漁協は、18日に沖縄防衛局に対し、決議文を手渡したいとしている。