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【社会】

経産省前の脱原発テント 占有解除を命令

占有の解除を命令する仮処分が執行された経産省前の脱原発テント=14日午前9時52分、東京・霞が関で

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 経済産業省の敷地内でテントを張り、脱原発を訴える市民グループに対し、東京地裁は十四日、国の申し立てに基づき、テントなどの占有の解除を命令する仮処分を執行した。市民グループは国が今後、立ち退きを求めて裁判を起こすとみている。

 市民グループによると、十四日午前七時四十分ごろ、執行官ら数人が来て、テントなどの占有の解除を命令する公示書を張った。

 公示書にはただし書きで「債務者ら(市民グループ)に限り、使用を許した」とあり、執行官も「使用することはいい」と説明したという。

 市民グループは「弁護士と協議して対応を決めるが、敷地を利用し続けることを裁判所に求めたい」と説明。経産省の担当者は「訴訟中なので仮処分の目的を話すことはできないが、政権交代とは関係ない」とコメントした。

 テントは東京電力福島第一原発事故から半年後、庁舎前の敷地内に設置された。経産省は民主党政権時代から文書や口頭で撤去を求めてきたが、裁判所への仮処分申し立ては初めて。

 

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