社会:脱原発訴え九州・山口で集会/福岡では2000人
2013年03月11日
原発反対を訴え福岡市内をデモ行進する参加者たち=福岡市博多区中洲で2013年3月10日午後3時26分
九州・山口の各県で10日、反原発の集会が開かれた。
福岡市では博多区上川端町の冷泉公園で「さよなら原発! 3・10福岡集会」があり、約2000人(主催者発表)が集まった。
震災後に福岡市中央区の九州電力本店前で原発廃止を訴え続けている青柳行信さん(66)=福岡市博多区=があいさつに立ち、「原発事故の被害は終わっていない。原発なしで暮らせる社会を実現するべきだ」。震災3カ月後に福島市から佐賀県鳥栖市に自主避難し、現在は長崎市に住む木村雄一さん(52)も「福島では今も農業などに打撃が続き、苦しい状況は何も変わっていない。原発の再稼働はやめてほしい」と訴えた。
その後、参加者は二つのグループに分かれ、九電本店と警固公園(福岡市中央区)に向かって行進。「原発いらない」「再稼働反対」などと声を張り上げた。【遠山和宏】