今年1月5日に新潟県のスキー場で番組収録中に左足首骨折・左膝靱帯損傷の大ケガを負い、全治2カ月と診断されていた女優の釈由美子（34）。今月8日、釈は自身のブログで「病院に行ってレントゲンを撮ってもらったらまだ、2ヶ月前の状態と変わらずはっきりくっきりポッキリと折れたまんまなのです」と治療が難航していると明かし、「何よりもまず、怪我の完治のためにリハビリと静養に集中させていただきたいと思います」と、しばらく仕事をセーブすることを発表した。所属事務所によると、沖縄での仕事を終えた今月7日から約10日間の完全オフに入っており、3月中は座ってできる2本の仕事以外は静養するという。
“全治2カ月”と診断されながら、2カ月経っても全く状態が変わっていなかったようである。「迷惑を掛けたくない」とギプス姿で仕事を続けていたことがアダになり回復が進まなかったようだが、そのウラにはケガをしても休めなかった“ある事情”があったようだ。
「昨年9月、週刊誌にGACKT（39）とのスキャンダルが掲載されたことが大きな要因。GACKTの元側近が『GACKTは長年にわたって釈と愛人関係にあった』と暴露したもので、イメージダウンによる釈のダメージは大きく、昨年中は仕事が激減し実質的な休業状態に追い込まれていた」（スポーツ紙記者）
当該の記事では、大量のアダルトグッズを完備したGACKTの自宅地下室に彼女が頻繁に出入りしていたと元側近が告白し、さらには運転手に首都高を走らせながら車の後部座席で釈にフェラチオさせていたとまでバラされている。恋人関係ならまだしも、完全にセフレ扱いだったといわれており、これほど生々しい記事が掲載されてしまうとオファーが入らなくなるも仕方ないところだろう。
年が明けてようやく仕事が入るようになった矢先、運悪く前述の骨折事故に見舞われてしまった。スキャンダルで開店休業状態を経験したばかりということもあり、釈は無理を押して働き続け、結果としてケガの回復を遅らせることになってしまったようだ。心機一転で頑張りたいという気持ちが空回りしてしまったともいえるが、その背景には彼女の心理的な問題があると指摘する声もある。
「釈は少しくらいのケガなら無理をしてでも仕事をするタイプ。事務所関係者も『頑張りすぎる子』と評するくらいの頑張り屋です。しかし、その裏には『自信のなさ』という彼女の精神的な負の面がある。かつて彼女は摂食障害と醜形恐怖症を告白していますが、あれだけの美貌とスタイルなのに『自分は太っているのでは』『醜い顔なのでは』という疑問に襲われ続けた。それを解消しようとグラドル時代からエステや美容に給料のほとんどを注ぎ込み、結果として10代の頃と比べると顔立ちは大きく変化しました。ですが、いまだに顔立ちは年々変化し続けており、悩みは完全には解消できていない様子です。外見の自信のなさと同様に、芸能界でそれなりのキャリアを積んで女優として一定の評価をされていても、頑張らないと消えてしまうという恐怖心があるのでしょう」（芸能関係者）
確かに最近の芸能界は浮き沈みのサイクルが早くなっており、どんな人気者でも僅かな休業やスキャンダルで消えてしまうことがある。「おいきなさい」の名フレーズが印象的だった主演ドラマ『スカイハイ』（テレビ朝日系）から約10年が経過しており、それを上回る女優としての代表作が生み出せていないという焦りもあるだろう。だが、いくら頑張ってもケガの治りが遅くなってしまっては元も子もない。しっかりとケガを治してから改めて再スタートを切り、スキャンダルのイメージを吹き飛ばす活躍を見せてほしいところだ。
（文＝佐藤勇馬／Yellow Tear Drops）