- F/AT-4戦闘攻撃/中・高等練習機
- 乗員 2名
全長 18.40 m
全幅 13.66 m
全高 4.88 m
主翼面積 46.45㎡
最大離陸重量時翼面荷重 644.52kg/m²
空虚重量 13,000 kg
兵装最大搭載量 8,029 ㎏
最大離陸重量 29,000 kg
燃料容量 8,063L(機内タンク)
エンジン IHI F3-400Bターボファン× 2
6,700 kgf (クリーン)× 2
10,000 kgf (アフターバーナー)× 2
最大速度 M 1.8 (中等練習機として使用する場合:M1.0)
航続距離 3,705 km
固定武装
81式or96式30㎜航空機関砲 ×1(装弾数 900 発)
または
M61A1 20mm機関砲 ×1(装弾数 900 発)
搭載可能兵装
地上掃射ポット
98式30㎜ガンポット
(装弾数:約700発)
ロケット弾
J/LAU-3ロケット弾ポッド
RL-4ロケット弾ポッド
ミサイル
短射程空対空ミサイル
AIM-9L
90式空対空誘導弾 (AAM-3)
04式空対空誘導弾 (AAM-5)
中射程空対空ミサイル
AIM-7F/M
99式空対空誘導弾 (AAM-4)
空対艦ミサイル
80式空対艦誘導弾(ASM-1)
93式空対艦誘導弾(ASM-2)
菊花戦術巡航誘導弾block1/2/3/4
汎用ミサイル
AMM-1A/B/C
魚雷
89式航空魚雷
爆弾
Mk.82 500lb通常爆弾
Mk.83 1000lb通常爆弾
91式爆弾用誘導装置(GCS-1)装備型Mk.82 500lb誘
導爆弾
CBU-87/B クラスター爆弾
JDAM 500lb誘導爆弾
JDAM 1000lb誘導爆弾
採用組織
航空自衛隊
海上自衛隊
台湾空軍
スイス空軍
シンガポール空軍
F/AT-4とは、航空自衛隊・海上自衛隊が導入している、戦闘攻撃機及び中・高等練習機である。
中翼・後退翼を持ったタンデム複座機であり、設計段階からコストコントロールに力を入れ、 低い開発費と量産価格、高コストパフォーマンスを目標とした。同時に、高い整備性と信頼性を確保する為、装備品には積極 的に新技術を導入し、装備品着脱の容易化を追求した。安全性の観点から エンジン双発、油圧・操縦系も2重になっている。
プロペラ機からジェット機への機体変更がスムーズに行えるように、抜群の安定性を誇る。亜音速での飛行特性を重視し、 高速訓練が可能なように遷音速翼を採用、機体 形状も工夫を凝らし、各部が丸みを持った形状にまとめられている。
低速から高速まで安定した飛行特性を持つよう設計された。
機体重量の 45パーセントは炭素系複合材などの新技術を採用しており、軽量化に貢献している。脱出装置 はAV-8B ハリアーIIなどと同様のキャノピー破砕方式を採用、機上酸素発生装置を備え、非常時の信頼性も高い。
なお、共通化によるコスト削減の為、全機(空自機であれ海自機であれ)空母発着艦が可能。
また、一部の部隊はアラート任務に出撃させている。
有事は、戦闘攻撃機に転換・使用される。
機体イメージ:T-4をちょっと大きくした感じ
中身のスペック→F/A-18E/F程度 - 2013年 03月04日 (月) 13時53分
コメント
"ジェット雷撃機"と書くと、いきなり超兵器っぽくなるのは何故でしょう?(笑)
航空魚雷も、対水上艦用のスーパーキャピテーションとかMHDとかウェーキ・ホーミングとか普通にありそうです(^^;
それにしても詳細なタイム・スケジュールですね~♪
投稿者:暮灘雪夜
[ 2013年 03月04日 (月) 16時48分 ]
>暮灘雪夜さん
まあ、予定は
1977年 海自T-1後継機の開発計画浮上
1978年 空自T-1後継機の調達計画浮上
同年防衛省海・空自の新型練習機調達計画
JT-Xプロジェクトスタート
1979年 TF-4(F-4の練習機モデル)とTRDI・三菱航空機・IHI等のJLF/AT-X(次世代統合戦闘攻撃・練習機)が候補機として名乗りを上げる。
同年 防衛省、国内産業保護・コストパフォーマンスの問題から、JLF/AT-Xを選定、技術研究本部にJLF/AT-Xの開発を指示。
1980年 RCSモデル完成・50%無人モデル初飛行
1981年 試験初号機初飛行
同年12月試験スタート
1982年試験終了、非常によい成績を残す
1983年防衛省制式化、新たに「XF/AT-4」の名がつけられる。
同年調達開始
同年国際航空展にて先行量産機F/AT-4(A-block0)初飛行・展示。数ヵ国から問い合わせ・商談
1984年企業共同体から防衛省にXF/AT-4(A-block0)
初回納入4機納入
1988年スイス空軍に70機のF/AT-4-B-block3の導入が決定
ext…
F-15Eと同世代ではありますよね。
ただし、この機体はジェット機で雷撃可能とか日本的アプローチがすごいですけど。
まあ、予定は
1977年 海自T-1後継機の開発計画浮上
1978年 空自T-1後継機の調達計画浮上
同年防衛省海・空自の新型練習機調達計画
JT-Xプロジェクトスタート
1979年 TF-4(F-4の練習機モデル)とTRDI・三菱航空機・IHI等のJLF/AT-X(次世代統合戦闘攻撃・練習機)が候補機として名乗りを上げる。
同年 防衛省、国内産業保護・コストパフォーマンスの問題から、JLF/AT-Xを選定、技術研究本部にJLF/AT-Xの開発を指示。
1980年 RCSモデル完成・50%無人モデル初飛行
1981年 試験初号機初飛行
同年12月試験スタート
1982年試験終了、非常によい成績を残す
1983年防衛省制式化、新たに「XF/AT-4」の名がつけられる。
同年調達開始
同年国際航空展にて先行量産機F/AT-4(A-block0)初飛行・展示。数ヵ国から問い合わせ・商談
1984年企業共同体から防衛省にXF/AT-4(A-block0)
初回納入4機納入
1988年スイス空軍に70機のF/AT-4-B-block3の導入が決定
ext…
F-15Eと同世代ではありますよね。
ただし、この機体はジェット機で雷撃可能とか日本的アプローチがすごいですけど。
投稿者:TICS
[ 2013年 03月04日 (月) 16時41分 ]
83年?
そりゃ早くて凄い♪
湾岸戦争のヒーロー候補機ですね(笑)
ん?
するとE型イーグルや16XLなんかと開発時期は近いんですか?
【汎用攻撃機の日本なりの回答】って雰囲気が良いですね~。
投稿者:暮灘雪夜
[ 2013年 03月04日 (月) 14時53分 ]
>暮灘雪夜さん
マルチロール・ファイターの典型…まあそうですね、1983年にF/A-18E/F程度のスペックって…まあ、いいか。
ミサイル…そんな感じです。
マルチロール・ファイターの典型…まあそうですね、1983年にF/A-18E/F程度のスペックって…まあ、いいか。
ミサイル…そんな感じです。
投稿者:TICS
[ 2013年 03月04日 (月) 14時23分 ]
マルチロール・ファイターの典型みたいな感じですね?
タンクや爆装を対空装備でオミットしないために、中射程AAMはインテーク・サイドのセミコンフォーマル・レール、短射程AAMは翼端のレール・パイロンに装備って感じでしょうか?
投稿者:暮灘雪夜
[ 2013年 03月04日 (月) 14時06分 ]
いや、ジェットとはいっても、母機のスピードが800km/h位で投下しますから、そこまで超兵器って訳じゃない。
89式航空魚雷
要目
全長 : 715 cm
直径 : 53.3 cm
重量: 1,760 kg
弾頭: 高性能炸薬 400kg
速度: 最大70ノット (130 km/h)
射程
40ノット時40海里
70ノット時29海里
誘導: GPS/INS複合誘導方式
終末アクティブ/パッシブ・ソナーホーミング