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help RSS 大航海時代Online(120) これまでのあらすじ まとめなど。

<<   作成日時 : 2013/02/26 00:10   >>

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たまに「ブログみてます」ってtellを貰うけど、「みてます」っていうのは「みたことがある」の意だと思っている中の人ですこんばんは。

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さて、ここのところヴェネとイスパの間で交わされている交渉事についての覚書的なメモを残しておきたい。
一次ソースが確立されていれば、伝言ゲームでわけわからんことにならずに済むだろうという期待もこめて。

尚、これは私個人の体験と考えとをついでに記録しておくものでもあるが、「途中休止してたんだけど何がどーなってたん?」というフレとかのための「これまでのあらすじ」の意味もある。それでは始めよう。


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発端は極めて簡潔である。

  「ジェノヴァなくなりますよね」

そうなんである。
ゲームサービス開始9年目も目前にして、2013年1月のアップデートで同盟港「ジェノヴァ」が独立したNPC国家ジェノヴァにされてしまったのだ、
ここは能登鯖ヴェネにとっては最大の係争地であり、最大の防衛港だった場所なのだが、それがシステム的に取り上げられてしまったという格好になる。

振り返ってみれば、私のプレイ歴もこの港の攻防と共に歩んできた。

2005年末の時点では、まだ東地中海をプラプラする程度のレベルしかなく、ジェノヴァの名は風のうわさでしか聞いたことがなかったが、地中海を出るようになった2006年初頭にはフランスとヴェネの激しい投資戦まっただ中。「ジェノ陥落!」のNシャウトが飛び交う中をアドリア交易してた商人がワラワラとジェノヴァへ向かう姿を見ていた。その傍らでアテネへの投資攻勢も行われており、「第○次アテネ侵攻」とか、なんかカッコいい名前も聞いた気がする。ちなみに当時冒険スキルしかなかった私は、クエ報告しようとして投資に来たと勘違いされてPKに沈められているだけの存在だった(笑

イスパとの投資協定が結ばれたのは、その頃である。

 イスパはアテネを攻められたくない。
 ヴェネはジェノヴァを守りたい。

お互い防衛に専念しようという協定は、死ぬほど打ち合った末に拘泥化した戦線をいったん凍結し、新たな戦場へ向かう際に後顧の憂いなきよう設定されたものと私は理解している。少なくともそのような説明のもとに納得して守ってきた。(ちなみにイングやポルとの協定も、ジェノヴァ防衛を念頭に置いた内容となっている)

しかし、その一方の要であるジェノヴァがなくなり、嘗てのような投資熱も冷め、ふと振り返れば新たに獲得できる同盟港のフロンティアは存在しない現在、にもかかわらず一方で、南蛮交易などによりインフレ的に懐に積み上がっていく資産の山を見ながら、一体どのようにして商人(特に投資家)はモチベーションを保てるのか。


…え? 何、持って回った表現はいいから簡潔に書け?


とどのつまり、ジェノヴァがなくなった時点でヴェネツィアは、イスパとの協定を継続する最大の理由を失ってしまい、しかも金が余ってるのにブチ込む先がなくてムラムラしている欲求不満の商人を多数抱える状況になってしまったのである。
カネを稼いでも使い道がないというのは非常にストレスがたまる。商人プレイが好きでやってる人は、スキル枠の問題もあり、やることないからといって突然ダンジョン潜りやら海事やらに転向するのは難しい。


さらに大量のタンス預金の処理も問題になった。

今までは定期的にフランスがジェノヴァやカルヴィに敵対投資をしてくることが多かったので、古参は皆、防衛資金というか投資用のプールを抱える習性があったのだ。その額は人によってまちまちだが、それがまるごと(しかも永久に!)浮いてしまったという形である。

投資する場所がない商人は悲惨である。
モチベーションを保つためには、新たな港を開拓に行きたい。ジェノヴァを失ったぶんの穴埋めもしたい。そう考えるのは自然なことである。しかし、地中海の港でヴェネに近いところは大半イスパ同盟港。そしてそこには過去の協定が立ちはだかる。
先に述べた、アテネとジェノヴァを巡る2006年の協定である。

 「お互いの地中海港は攻めませんよ」

平たく言うと、そういうお約束なのだが、ヴェネツィア側では長らく守ってきたこの協定を、2012年1月まで努めていたイスパ議長が二人とも全く知らなかったという事実を、私は偶然に知ってしまう。



まず一人目。南蛮しに東アジアに行ってたらたらしていたとき、たまたま同じ海域にいてtellしてきたお方。

第一回セビリアバザーをやるのでぜひ来てくれといった内容を告げられた。今から思えば、私は無用なアドバイスまでした。窓口担当がいないと問い合わせが出来ないとか、案内ページを作ってそこに誘導したほうがわかりやすいとか、そういう内容である。なぜかすぐには採用してくれなかったが、まあ一方的なアドバイスだったので、上から目線だと嫌われたのかもしれない。なんだかんだで最も効率的な形に落ち着くのが世の中というもので、あの時言った内容は、だいたい、今のセビバザには採用されているようである。

ちなみに、そこまでバザー初回について関わっておきながら参加しなかったのは、その人に「ネデが嫌いなのでアムバザを邪魔できて嬉しいw」と言われたのが相当カチンときたからである。そんな目的で行われるイベントには、気持よく参加できない。

話がそれたが、その際にイスパとの協定の話を振ってみたのだ。

大海戦の直前に旗変え工作があったことが引っかかっていたので、こう聞いた。「2012年2月の大海戦の時、旗を変えたのはフランスなのに、ヴェネのせいと公知したのは何故か。」「昔の協定があるのだからこちらは投資しない、問い合わせくらいしてくれても良かったのではないか」と。

それに対する答えは、「実はヴェネのせいじゃないって知ってた」という、私に決定的な不信感を持たせる素晴らしい内容。更に「そんな協定あるの知らない」…だった。どうやらイスパニア議会というのは何度も離合集散を繰り返しており、当代の議長もイングランド出身のため協定当時の成り行きは分からないということのようだ。

てっきり協定の類は引き継がれているものと思っていた私は軽くビビり、URLと、内容を軽く伝えてあとで確認してくれと行っておいた。



その後、もう一方の議長と話をする機会があった。ジェノヴァがなくなる直前である。

双方とも酒が入り見事なYOPPA状態からのスタートで、とりあえずヴェネ側は投資家が精力持て余しそうであることや、昔の協定についてどう思うかといった話になった。が、こちらも全くそういうのは知らんという話である。たまたま居合わせた別のイスパニア古参に聞いてみたが、こちらは投資に関わりのない人なのでまぁ知らない。だんだん不安になってくる。じゃあ誰が知っているんだ…。というか、一人目に協定があることを教えたのに、その情報がイスパ内で共有されていないとは…?



そこで、ヴェネ投資家の中では最古参の極悪な人から名前をいくつか引き出して、カリブで襲われそうになっt もとい、たまたま海域にいた人を見つけたので、話を持ち込んでみた。ほぼ初対面にもかかわらず快く回答してくれたその人は、「自分は協定知ってるけど、もう他に知ってる人はほとんどいないのでは」という話をしてくれた。議会で話されたことも久しくないという。


ここに至って私は、イスパとの協定が既に事実上の無効にあることを確信した。
なにしろイスパ側がスッカリ忘れているんだから、無いも同然である。


そこで、ジェノヴァ取り上げ直後のヴェネ集会で提案したのである。
「イスパとの協定がまだ生きているのか、生きているなら窓口を教えてくれと確認してみてはどうか」
この時点ではイスパニア議会には「投資の話はしない」という制約があった。投資の話が出来ない=協定についても持ち出せない、要するにイスパニア側は協定を履行できる状態になく、事実上の無効だという確認がしたかったのである。

しかし、その決議の当日、イスパ議会は突然の解散、そして同日中に新議長が就任という政権交代劇の真っ最中だった。
協定については「一ヶ月後に回答します」という答え。窓口を聞いただけで一ヶ月待てとか意味不明だと思ったが、とりあえずは待つことにした。

ちなみに、ヴェネ集会で私が述べた内容は以下のとおりである。


古参の方はご存知かと思いますが、イスパとヴェネの間には、地中海における敵対投資を自粛するという古い協定があります。

過去にアテネをめぐってイスパヴェネ間で投資戦が激しかった時代に結ばれたもので、ざっくり言うと、地中海の双方の港については集団での敵対投資は自粛する。(ただし個人の行動まで制限はできないので、そこは調整する)みたいなものです。

しかし現在、このゲームはサービス開始からおよそ九年。協定から年数が経ち、かつてを知る古参の人も少なくなりました。

ヴェネ側は協定を念頭に ある程度の調整を行って来ましたが、現在のイスパでは、昔の約束を覚えている人がほとんどいない、というのが現状のようです。

しかも現在のイスパ議会は、「投資について統制を行わない」というルールのもとに作られているそうなので、仮にイスパの投資家の方がヴェネ港に敵対投資をしてきても、調停役は望めません。

協定である以上は相互に順守が必要ですが、イスパ側は現在、事実上、遂行できる状態にはないように思われます。

この状況において、ヴェネ側だけ一方的に律儀に”お約束”を守っていても意味は無いと私は思います。


というわけで、イスパとの大昔の協定を、「正式に破棄する」、あるいは「別条件で再締結する」可能性について議論させていただきたい。


ヴェネ側でも代替わりが進み、新しい人も入ってきています。

初期プレイヤーが決めた古臭いルールでいつまでも新人を縛るなら、それ相応の理由が必要ではないでしょうか。

今すぐに破棄してイスパ侵攻しようぜ! という話ではなく、ヴェネ側はもう国内調整に労力を費やさなくていいのではないかということです。


自分としては、ヴェネ議長からイスパ議長に協定の確認を持ち込んでいただいて、イスパ側に投資の調停を行う組織なり人なりが居るのかどうかを確認することを提案します。

それが無いということであれば、イスパ側は国コミュニティ間の協定を実行できる状態ではないので、過去の協定は白紙化になりますし、新しく協定を締結する可能性もなくなると思います。


ご意見などあればお聞かせ願えればと思います。よろしこ。




この世界はゲームである。世界を楽しむ権利は等しくすべてのプレイヤーが有する。当然である。古参がルールを決めて、新人を従わせるいわれはないし、代替わりが行われなければコミュニティは廃れてしまう。というか、単に昔からプレイしているというだけの人間が、上層部w だの 議会w だの名乗って仕切るのってウザいっしょ。故なき権力とか老害でしかないわ。

今回のことだって、ヴェネツィア上層部w とかいうつもりはなく、古参代表の起爆剤というか、悪役引き受けるつもりで口火を切ったに過ぎない。

当然のごとく、古参の中には難色を示す人もいた。過去の関係を信じている人もいれば、投資戦はもう飽きたので波風立たせたくないという人もいた。
だが、ヴェネ側の新規プレイヤーの中には投資戦を経験していない人も増えてきて、やってみたいという声があること、ジェノヴァを失って欲求不満の溜まっている商人も多いことを考えあわせれば、イスパ側が忘れさっている(=もはやイスパにとっても重要ではないと見做されている)協定は、白紙化すべきだと思ったのだ。



対するイスパ側からの一ヶ月後の回答は(なんと、回答までに一ヶ月もかかった!)、「窓口はイスパ議会です。」というもの。そして、予想に反して、ヴェネとの協定は継続したいという話であった。

繰り返すが、そもそも2013年1月までは議長ですら協定の存在を把握していない状態であった。私としては、協定が継続しているという認識はなく、単に協定無効の確認だけすれば終わると思っていたので、拍子抜けした。

過去に何があったのかは知らないが、イスパ議会は投資の話をしないという縛りがあったはずである。それを覆してでも協定を継続したい…とは。


しかしイスパ側に立って考えてみれば、インドをイングランドに、カリブをポルトガルに攻められていて、もう後が無い状態。これ以上の敵は作りたくないという気持ちもなんとなく分かった。分かったが、そうであれば今までヴェネ側との関係を絶っていた理由が分からない。

重要なポイントは何度もあった。
フランスキャラの投資工作を、そうと知りながらヴェネのせいだと言いはった時(ヴェネ側に確認しなかった)。
議長に協定の内容を伝えた時(議会なり集会なりで共有しなかった)。
また、回答までに一ヶ月を要するということは、臨時の話し合いをもつほど重要な案件ではない、という明白な意思表示でもある。投資協定が過去において重要視されていなかったことは、代替わりした議長に内容が引き継がれていなかったことからも明らかだ。


「約束」は繰り返し確認することによって更新されていくものと思う。一部の人がうっすら覚えていたにせよ、公の場で共有されることもなく忘れさっていたのだから、当然、昔のままで継続されるはずもない。




一度目のイスパからの回答を受けて、二日後に(早いよね!)臨時のヴェネ集会がワールドチャットで行われた。

ヴェネ側は、過去の協定は既に死んでいる認識である。協定を「再締結」するかどうかが争点となった。結果として協定の完全凍結を求める人は少なく、条件を変えての再締結を求める声が多かった。

案としては2つが提出された。内容は、平たくいうと、「ヴェネツィア側は現在イスパ旗の立っている港が欲しい。打ち込み先を指定してくれ」である。これを宣戦布告と見なすのは、よほど現状認識が乏しい人だけだと思う。イスパが疲弊している隙を突いて無差別に攻撃すれば取れるかもしれないものを、相手の了承を得てから仕掛けようとしているわけだから、すばらしく良心的な話ではないか。

もちろん、"それが嫌ならこちらは協定なくていいので、地中海全域どこに攻撃仕掛けるかわかりません。"という裏を読めば、脅しととることも可能である。可能であるが、もともと協定とは互いに利があって友好的な関係を続けるつもりが双方にあってはじめて成立する。協定を持ちかけている時点で、ヴェネ側はイスパとの過去の友好関係に、そして最初に協定を成立させた今はいない人々に義理を立てようとしている意志があることを読み取って欲しかった。



2009年、DOL5周年を祝うユーザーイベント「7.5カ国祭り」がセビリアで開催された。これは、ヴェネツィアとイスパニアの両国が主催となって共同開催されたものである。
http://55096962.at.webry.info/201003/article_1.html

また、同じ2009年には「愛・タベラ博」も開催している。
http://55096962.at.webry.info/200909/article_24.html

今から3年以上前の話だが、過去の記録から当時の熱気は伝わるだろうか。
この時のイスパニア、ヴェネツィア双方のコミュニティの間には確かに交流と友好関係があった。ノリで一緒にイベント開催して盛り上がっちゃおうぜ! 能登鯖最高ヒャッハー! な、雰囲気が近年まであったのは、紛れもない事実なのである。


…しかし、ここ数ヶ月のやり取りから、イスパは変わってしまったなぁとシミジミ思う。

かつて一緒に能登鯖を盛り上げたメンバーは、みな引退もしくは休止してしまったようだ。本当にそれが残念でならない。「国」という看板の下にあるものは、所詮、生身の人間である。各国コミュニティを形成するものが人間である以上、構成メンバーが変われば性質が変わるのも当然のことと言えよう。

私は今、かつての人々に十分な義理を果たしたつもりでいる。
まだ続けてる古参の人たちも、今は休止してる人たちも、これで納得してくれる…よね…?


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最後に、これは余談なのだろうが、イスパの現在の議長はイスパという国の方針について「大国でありながら小国メリットも受けられる」と発言していた。ワールドクロックの影響や大海戦などで、自国領地・同盟港の影響度が削れたことを踏まえての発言である。

これはTwitter上でなされた発言なので、本来は個人的なものとみなすべきなのだが、ご丁寧にも「大航海」「能登鯖」タグをつけての発言であったことから、拡散を希望する公的な見解と判断した。

ムダな影響度が削れることが嬉しいのであれば、友好国としてイスパ同盟港の影響度を小国に落ちない程度まで削ってあげるのは喜ばれるはずである。また、使っていない港は最大限放出いただけば、有りがたくこちらで巻き取らせていただこうと思っている。

そんなわけで、私は協定の白紙化については必ずしもイスパコミュニティと対立するものではないと認識している。
ヴェネ側は余った金の使い道がほしい。イスパ側は大国でいたいけど影響度は欲しくない。理論的に考えるのであれば、お互いの利害は一致しているはずではないだろうか。これを機に、お互いの新たな関係が築かれることを願う。(とってもいい笑顔で)



…まぁ、なんていうか絶対にやっちゃいけない発言の類だよなコレ。
イスパで影響度埋めやってて「身内がアレだからもう投げたい」って思ったら、ウチに来て下さい。
お待ちしてます。

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