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経済
【TPP交渉参加】米国 摩擦激化に懸念の声
2013.3.15 22:01
[TPP]
【ワシントン=柿内公輔】日本のTPP交渉参加表明について、米側には日本との通商摩擦の激化や交渉の遅延を懸念する声が広がっている。議会や産業界は日本の市場開放を求めてオバマ政権を突き上げ、承認も難航しそうだ。
「米自動車メーカーと労働者の状況を一層悪化させる恐れがある」
与党民主党の議員団は14日、オバマ大統領へあてた書簡で、日本のTPP交渉参加に懸念を表明。参加する場合も乗用車で2・5%の関税を維持するよう求めた。書簡には上下両院の議員40人以上が署名した。
レビン下院議員は、農業や自動車で市場開放を進めない限り、「日本の参加は承認されないだろう」と揺さぶる。「TPP交渉参加国で米国に次ぐ経済規模となる日本が参加する意義は大きい」(米通商代表部)と歓迎するが、米国としては交渉の道筋を乱されたくもないという思いも強い。
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