2013-03-15

うつは甘え あるいはピノを美味しく食べる方法

10年間うつ経験したけど、うつは甘えというのはあながち間違いじゃないと思う。

俺の場合、対人関係の疲れと仕事の重圧が重なって鬱になり、ベッドと部屋から出られなくなった。騒音にたいして極度のストレスを感じるようになったし、不眠症にもなった。文字を読んでも頭に入らなくなった。躁状態になると、二日間全く眠らないまま部屋の中を歩き回っていた。

医者に重度のうつと診断されたので、仕事をやめて、大量に薬を飲みながらほとんど引きこもって療養していた。10年間も。それでも全く治んないし自殺願望が消えないから、医者のすすめで精神病院入院した。

入院患者たちは、プライドが高くて、理屈っぽくて、すげーブサイク(俺もだけど)で、患者同士で口げんかばっかりしてた。心理学とか医療の知識を自分に都合よく解釈して、働かないために何重も理論武装していた。うつというか単なるヤク中とかアル中がいた。ニコニコしながら入院なうとか頓服なうとかツイートしてるやつもいた。定期的に入院したほうが、ナマポとか障害者年金をもらいやすいそうだ。

なんで俺の辛さが分からないんだ、病気なんだ、癌と同じなんだ、怪我と同じなんだ、骨折したら動けないのと同じだ、鬱にも種類があって自分のは本物だ、頑張れは禁句だ、親もうつなんだ、友達うつ自殺したんだ、○○さんもそう言ってるんだ(有名な学者らしい)、社会が悪いんだ、脳の仕組みを勉強してないなんて馬鹿か、そういう人間が人を自殺に追い込むんだ、お前死ね、とか言ってナースを泣かせていた。懸命に世話してくれたナース何が悪いんだよ。異常に攻撃的だ。「うつは甘え」と言われてムキになって暴言合戦してるやつは、つまりそういうやつだ。生活保護もらって寿司食ったりアイス(ピノ)食ったりするのが幸せなんだとさ。アニメとかネットとかゲームとかパチンコとかの趣味をやる時は動けるらしい。こいつらゴミだ。そんな暇と元気があったらなんで働かないんだ。まあ俺も親に金もらってゲームやってたゴミクズニートメンヘルだけどさ。

施設の清掃員が言うには、医者は金をもらうために簡単にうつ認定して薬をばらまいているだけ。施設なんて意味ないし、何度も同じやつが入ってくるそうだ。実際に自己申告と簡単な診察だけでうつ認定してもらえるからね。ハードル低すぎ。患者医者よりも清掃員のほうが立派に見えたよ。

患者たちを見てよーくわかった。うつ病人間がまじめで優しいなんて嘘だと。甘ったれてるだけだと。ブサイクから人付き合いを恐れているだけだと。ピノ食いたいだけだと。 嘘だと思うなら「友人が入るかもしれないので」とか言って施設見学に行ってごらん。小学生社会見学させるべきだと思う。甘ったれてたら将来こうなりますよっていう反面教師になる。見世物にして指さして笑ってやればいい。「他人の金でピノ食ってるぜあのおっさん馬鹿じゃねーの」って感じで。

俺はこいつらと同類だ。クズだ。でもナマポピノなんて食いたくないと思ったから「鬱は甘え。やるなら今しかねえ。ゼッコーチョーー中畑清でーーす!」と叫んで病院を脱走した。それから勉強して資格を取って、残業のないきつくない他業種へ再就職した。あれから二年たった。仕事は楽しくはないし給料安いけど、働いているほうが精神的に良い。最も精神的な負担になっていたのは、家族から生活費をもらっていたことだから。薬も徐々に減らして、そのうち完全に飲まなくなった。

病人だと思い込んで薬のんで寝てても一生治らんのだ。どうせ自殺なんかできっこないんだから自分の足に大鍋のふたを落とすことできる?痛いの嫌だっていう本能に負けてできないでしょ。首吊りとか飛び降りなんて、その何十倍勇気がいるんだから無理。結局生き続けるしかないんだから社会復帰は早いほうがよい。

常に全く動けないというほどのうつ病患者は5%ぐらいだろう。そういう人は金もらってもいいよ。しかたないし養う人も大変だろうし。

それ以外の人は、飯食ったりトイレ行く時に移動するだろ?その足でハローワーク行くんだよ。辛くても自分でがんばるしかない。仕事がきつすぎて鬱になった人は、倒れる前に転職してください。ナイナイ岡村隆史みたいに半年ぐらいなら休むのは有効だと思う。それ以上長引くとやばい

社会復帰の方法として、簡単な資格を取ったり(簿記とかMOSとかフォークリフトとか)、週四日ぐらいのパートをやって段々と自信をつけていくのがオススメ。知り合いにうつひきこもりがいる人は、資料を渡して資格勉強をすすめてあげてください。一日30分ずつ勉強すれば一ヶ月で受かる、というような簡単なものでも、合格したらマジでやる気がでるから資格を取るとそれを生かすために仕事したくなるし、派遣登録もできる。行動したらなんとかなるさ、大丈夫

自分が働いて得た金で食うピノ、うめええええええええええええ。

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