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【プロ野球】菅野圧巻8K2013年3月15日 紙面から ◇巨人2−1広島
巨人のドラフト1位新人、菅野は外角への制球が抜群で6イニングを2安打8三振で無失点。二塁の定位置を狙う脇谷が2安打。広島は大竹が4イニング1失点と順調な仕上がり具合を見せた。永川勝は1イニング3三振と完璧に抑えて復調をアピール。 圧巻の奪三振ショーだった。巨人のドラフト1位右腕・菅野(東海大)が力で開幕3戦目となる広島戦(31日・東京ドーム)での先発登板をほぼ手中に収めた。その前哨戦は1回、先頭の丸から148キロ直球で奪った空振り三振を皮切りに19人から8奪三振の荒稼ぎ。解禁したフォークボールも駆使して6イニングを2安打無失点。オープン戦ながら“プロ初勝利”も手に入れた。 「収穫の多い1日になったと思います」。登板後は充実感たっぷりの笑みが浮かんだ。当然、原監督も大満足で「非常によかった。本人の中でも自信になった投球になったんじゃないですか」。開幕カードを託す右腕への信頼を深めた。 前回登板した3日のソフトバンク戦(東京ドーム)は4イニングで8安打4失点。この大乱調に危機感を覚えた菅野は自らの投球を見つめ直した。調整しながらの自問自答。小さくまとまり過ぎていたと痛感した。 この壁を打ち破るために磨いたのは直球。キレを取り戻そうと遠投やショートダッシュを繰り返し、試合前には「何より直球で抑える」と決意した。気持ちは球に乗り移る。最速は149キロ。2回にエルドレッドを148キロの直球、3回は堂林を147キロで見逃し三振に仕留め、大きな手応えをつかんだ。 「直球の重要性を再認識しました」。オープン戦最終登板は23日からの楽天2連戦。東京ドームでの雪辱戦は公式戦への大事なステップとなる。「一喜一憂してはいられない。反省することは反省してやっていきたい」と気を引き締めた菅野。その姿にはすでにローテ投手としての風格が漂っている。 (川越亮太) PR情報
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