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「1フィート運動」最後の上映3月9日 19時20分
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市民からの募金をもとにアメリカから沖縄戦のフィルムを収集する活動を行ってきた「1フィート運動の会」が、30年の活動を終えて来週解散するのを前に、9日、最後の上映会が開かれました。
この会は、市民からの募金をもとに、アメリカから沖縄戦のフィルムを収集する活動を行ってきた市民団体で、1人100円ほどの募金で1フィートのフィルムを買うことができるとして、「1フィート運動の会」と名付けられました。
会では、設立して30年がたち、メンバーの高齢化が進んだことから、今月15日に解散することを決め、9日は、これまでの支援に感謝の気持ちを表そうと、那覇市で最後の上映会を開きました。
会場には、席に座りきれないほどのおよそ400人が集まり、はじめに石川元平副代表が「活動に幕を降ろしますが、決して終わりではありません。1人でも多くの子や孫に沖縄戦の真実を伝えましょう」とあいさつしました。
会場のスクリーンには、白い旗を掲げてアメリカ軍に投降する女の子や、壕(ごう)の中から助け出される住民の姿などが次々と映し出され、当時の生々しい映像にハンカチで涙を拭う人の姿も見られました。
沖縄戦を経験した78歳の女性は「当時を思い出してつらいので、今まで見られなかったのですが、最後なので来ました。会が解散しても、若い人たちが映像を見ることができるような場所を整えてほしいです」と話していました。
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