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環境相 2020年に洋上風力発電40倍に
3月9日 20時37分

環境相 2020年に洋上風力発電40倍に
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石原環境大臣は9日、長崎県五島列島の沖で始まっている洋上風力発電の実証実験を視察し、2020年に現状の40倍の発電能力を目標に洋上風力発電を拡大させる方針を明らかにしました。

石原環境大臣は9日、長崎県五島列島の椛島から1キロの沖合に環境省が設置している、海の上に本体が浮く「浮体式」と呼ばれる洋上風力発電の風車を視察しました。
このタイプの風車が稼働しているのは日本ではここだけで、石原大臣は船の上から、高さ60メートルの支柱の先に付いた3枚の羽がゆっくりと回る様子を確認していました。
視察のあと、石原大臣は「洋上風力のポテンシャルを目の前で見ることができた。2020年には100万キロワットのボリュームにもっていくように誘導する」と述べ、7年後までに洋上風力の発電能力を、現状の40倍に当たる100万キロワットを目標に拡大させる方針を明らかにしました。
環境省によりますと、洋上風力発電は陸上に比べて、遮るものがないため、安定した発電が可能で、国内の資源量はほかの再生可能エネルギーを大きく上回っていますが、実際の導入量はおよそ2万5000キロワットと、資源量の0.001%にとどまっているのが現状です。
国は、新たな目標に向けて技術的な実験を進め、送電設備を充実させたいとしています。

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